マンチェスター・Uのルイ・ファン・ハール監督が20日、今シーズンのチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグでイングランド勢が1993年以来、22年ぶりに16強で姿を消したことについて言及し、その大きな要因としてプレミアリーグに冬休みがないことを挙げた。同日のイギリス紙『デイリーミラー』などが報じた。
ファン・ハール監督は、今後も過密日程の再考がなければイングランド勢の欧州大会における苦難が続くことを予想し、次のように述べている。
「イングランドはクリスマスについて考え直さなければならない。世界は変わっているし、20年前とは大きく変わった。20年前、プレミアリーグのレベルは高く、多額の資金を有し、多くの質の高い選手たちが在籍していた」
「だが、他国のリーグも発展している。我々が年末年始の2週間で4、5試合を戦っている際、彼らは冬休みに入る。その後、欧州大会の決勝トーナメントが再開するが、試合数においてイングランドと他国のリーグには歴然とした差がある。チェルシーやアーセナルの選手たちより も、他国の選手たちの方が活発な状態で臨んでいる。私の意見として、選手たちには休息が必要であり、それが違いとなっている」
なお、イングランドは今シーズン終了時に更新されるUEFAのリーグランキングで、ドイツのブンデスリーガに2位の座を明け渡すことが確実となっており、来シーズン15年ぶりに3位に後退する。