ホジソン監督、鮮烈デビューのケインを「称賛しすぎないよう注意」

ケイン

リトアニア戦で代表デビューをし、初ゴールを挙げたケイン [写真]=Getty Images

 イングランド代表を率いるロイ・ホジソン監督が、トッテナムに所属する同代表FWハリー・ケインを慎重に扱う必要性を語った。28日付のイギリス紙『ガーディアン』が報じている。

 現在21歳のケインは、27日に行われたユーロ2016予選のリトアニア代表戦で代表デビュー果たすと、出場からわずか80秒で得点を挙げていた。イングランド代表はリヴァプールに所属するFWダニエル・スタリッジと、アーセナルに所属するFWダニー・ウェルベックを負傷により欠いており、31日に行われるイタリア代表との親善試合では、ケインの先発出場が期待されている。

 ホジソン監督は「ケインの起用を控えるつもりはない」と明言するも、一方で「これから長い目で見て、ケインを使っていきたい。あまりにも彼を持ち上げすぎて、太陽に近すぎる高さまで彼を浮かばせてしまうことは望ましくない。彼はサッカー選手としての才能をもっていて、浮かれすぎることはないと思っているが、トッテナムの(マウリシオ)ポチェッティーノ監督も、代表監督の私も、彼を称賛しすぎないよう、細心の注意を払っている」と、同選手の心情を気遣い、慎重な対応をする意向を示した。

 また、同監督は「ケインは冷静な選手だし、いいチームメイトを得ることができた。そして、期待に応えるだけの能力を持っている」と、改めてケインへの信頼を口にしている。

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