アストン・ヴィラ戦に臨んだマンUのファン・ハール監督 [写真]=Man Utd via Getty Images
マンチェスター・Uは4日に行われたプレミアリーグ第31節でアストン・ヴィラと対戦し3-1で勝利した。マンチェスター・Uを率いるルイ・ファン・ハール監督は、3ゴールで快勝した同試合、そして暫定ながらリーグ3位に浮上した結果を大いに喜んだ。
試合前から統率されたアストン・ヴィラの守備を崩すのは容易でないことを理解していたというファン・ハール監督は、3ゴールという結果に喜びを隠せない様子で、クラブ公式チャンネル『MUTV』のインタビューに対し次のように語った。
「もっと良いプレーはできていたかもしれないが、難しい試合になるのはわかっていた。彼らは組織化されたチームで、守備的にプレーするのはわかっていた。3ゴールを決められて非常に満足している。守備的なチームを相手に、これだけ点を取るのは簡単ではない」
先制点を含む2ゴールをあげたスペイン人MFアンデル・エレーラは、前半終了間際ボールを落ち着いてコントロールしてから左足でゴールを決め、後半にはアディショナルタイムに右足で2点目をマーク。
「(アンデルは)非常に優れた技術の持ち主なので、彼は落ち着いて蹴れば良いだけのこと。本人にも、シュートを打つ前にボールをコントロールするよう伝えた。昨日の練習中にも同じことを伝え、今日の試合で実行してくれたので、ハーフタイム中、彼にキスをしたよ。彼は人生で初めてボールをコントロールしてからシュートを打ったのだからね!」
「後半を終えて彼と話したが、『コントロールしなくてもシュートを決められます!』と言っていたよ」
同監督はイングランド代表FWウェイン・ルーニーのゴール、そして交代出場したアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアのアシストを称賛した一方で、アストン・ヴィラ所属のベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケに許した失点に苦言を呈した。
「美しいゴールだったし、ディ・マリアのアシストも素晴らしかった。ピッチに入って1分足らずでアシストを決めるなんて、ファンタスティックだ。しかし、ウェインのゴールが決まった直後に集中力を切らしてしまった。再開後ボールへのプレッシャーを忘れると、どういう結果になるかは一目瞭然だ。ベンテケは危険な選手で、ヘディングも、足でのシュートも決められる。アウェーゲームで彼に得点を許したので、今回の失点も利口なものではなかった」
マンチェスター・Cは今節、7日にクリスタル・パレスと対戦する。現時点でマンチェスター・Cと勝ち点1差だけに、来週末にオールド・トラッフォードで行なわれる“マンチェスター・ダービー”が盛り上がることは必至だ。
「サウサンプトンとリヴァプールが負けたと聞いた。トッテナムの結果次第だが、下位との差は開いた。これからは上位を狙える。次の試合は2位か3位をかけた争いになると思う」