左からウォルコット、ポグバ、デ・ブライネ、スターリング、C・ロナウド、ウィルシャー [写真]=Getty Images
今シーズンのプレミアリーグ閉幕まで約2カ月。リーグ戦第31節まで終了し、あと7試合残っているが、夏に向けて移籍報道が激しさを増している。中でも、マンチェスター・Cは、マヌエル・ペジェグリーニ監督が大物獲得を示唆するなど、今夏の移籍市場を賑わす可能性は高い。
昨シーズンのリーグ覇者であるマンチェスター・Cは、6日に行われたプレミアリーグ第31節でクリスタル・パレスと対戦し1-2で痛恨の敗戦を喫し4位に後退した。1月1日に行われたプレミアリーグ第20節のサンダーランド戦で勝利したマンチェスター・Cは、首位のチェルシーと並ぶものの、その後の成績は4勝3分け4敗。気付けばアーセナルとマンチェスター・Uに抜かれている。
シーズン終盤で勢いを取り戻せていないマンチェスター・Cは、クリスタル・パレス戦の前日会見でペジェグリーニ監督が「考え方としては、ビッグクラブは大物選手を獲得するべきだと考えているので、毎年、獲得することは難しいにしても2年に1度は大物を獲得しなければならない」とシーズン終了後の大物選手獲得を示唆。同試合に敗れて4位に後退した今、同監督のコメントも現実味を帯びてきている。
これまでマンチェスター・Cには、イギリスメディアによって獲得の噂が多く報じられてきた。元チェルシーで現在はヴォルフスブルクで活躍するベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネ、アーセナルとの契約延長交渉が難航しているイングランド代表FWセオ・ウォルコット、他のビッグクラブが獲得を狙うパレルモ所属のアルゼンチン人FWパウロ・ディバラなどの名が挙がってる。
また、宿敵マンチェスター・Uでプレーしていたレアル・マドリード所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを狙っているとさえも報じられた。イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、マンチェスター・Cの選手たちがC・ロナウド加入を非常に固く確信しているほどだという。さらに、フランス人MFサミ・ナスリと金銭の提示でユヴェントスに所属するフランス代表MFポール・ポグバの獲得、リヴァプールからイングランド代表のMFジョーダン・ヘンダーソンとMFラヒーム・スターリングの2枚獲りを狙うなども噂されている。
一方で、マンチェスター・Cは主力メンバー退団の懸念も。元同クラブの指揮をしていたロベルト・マンチーニ監督率いるインテルが、コートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレ、イングランド代表MFジェームズ・ミルナー、モンテネグロ代表FWステヴァン・ヨヴェティッチらを狙っているとの噂もある。また、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表FWエディン・ジェコもユヴェントスやローマへの移籍が報じられている。
今シーズンの成績と、現在所属しているメンバーの去就次第では、ビッグネーム獲得の可能性もあるマンチェスター・C。今まで報道で名前の挙がった選手たちも多く、今夏の移籍市場でも注目のクラブとなりそうだ。
■マンチェスター・Cが獲得するとの報道で名前が挙がった選手たち
▼プレミアリーグ
FWセオ・ウォルコット(アーセナル) 『デイリーミラー』紙
MFジャック・ウィルシャー(アーセナル) 『デイリーミラー』紙
MFロス・バークリー(エヴァートン) 『デイリーミラー』紙
MFラヒーム・スターリング(リヴァプール) 『デイリーメール』紙
MFジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール) 『デイリーメール』紙)
MFジェームズ・ウォード・プラウズ(サウサンプトン) 『サンデーピープル』紙
DFアーロン・クレスウェル(ウェストハム) 『デイリースター』紙
▼リーガ・エスパニョーラ
FWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード) 『スカイスポーツ』
MFイスコ(レアル・マドリード) 『エクスプレス』紙
MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリード) 『デイリースター』紙
▼ブンデスリーガ
MFケヴィン・デ・ブライネ(ヴォルフスブルク) 『デイリーメール』紙
▼セリエA
MFポール・ポグバ(ユヴェントス) 『デイリーミラー』紙
FWアルバロ・モラタ(ユヴェントス) 『メトロ』紙
MFフランコ・バスケス(パレルモ) 『デイリーメール』紙
FWパウロ・ディバラ(パレルモ) 『デイリーメール』紙
MFロベルト・ソリアーノ(サンプドリア) 『デイリーメール』紙
MFフェリペ・アンデルソン(ラツィオ) 『デイリースター』紙
▼リーグ・アン
MFブレーズ・マテュイディ(パリ・サンジェルマン) 『エクスプレス』紙