リヴァプール戦でゴールを決めたアーセナルDFベジェリン [写真]=Arsenal FC via Getty Images
2009年にドイツで行われた世界陸上競技選手権大会の男子100メートル決勝、ジャマイカ人のウサイン・ボルトが9秒58の世界記録をたたきだし、最速の男となった。しかし、そのボルトよりも足の速い選手がアーセナルにいる。イギリス紙『デイリーメール』が13日に報じた。
アーセナルで最速の選手といえばイングランド代表FWセオ・ウォルコット。以前、40メートルダッシュで4秒42の記録を出して、同クラブOBのティエリ・アンリ氏の記録を破っていた。だが、スペイン人DFエクトル・ベジェリンはウォルコットの記録を100分の1秒上回っているという。
また、同紙によると、ボルトは40メートルを4秒64で駆け抜けて世界記録を樹立したが、その記録と比較すると、ベジェリンは40メートル地点でボルトの2メートルも先にいる計算となる。100メートルの勝負だとボルトに追い上げられて勝ち目はないが、40メートルではベジェリンが勝利するだろうと伝えられている。
現在20歳のベジェリンは、バルセロナの下部組織出身で2011年にアーセナルのユースチームに移籍。2013年9月に行われたキャピタル・ワン・カップのウェスト・ブロムウィッチ戦でトップデビューを果たしたが、昨シーズンの出場はこの1試合のみだった。しかし今シーズンに入って、同じ右サイドバックを務めるフランス代表FWマテュー・ドゥビュシーらが負傷離脱したこともあり、ここまで公式戦で23試合に出場。4日に行われたプレミアリーグ第31節のリヴァプール戦では、先制ゴールを決める活躍を見せて4-1の勝利に貢献していた。