トレーニングを行うMFウィルシャー [写真]=Arsenal FC via Getty Images
アーセナルに所属するイングランド代表MFジャック・ウィルシャーは現在、けがからの復帰を目指してリザーブチームで調整している。同選手は14日、クラブ公式チャンネル『アーセナル・プレイヤー』で過去のチームや好調を続ける今のチームについて語った。
9歳の頃からアーセナルのアカデミーに所属するウィルシャーは、2008年にクラブ史上最年少でプレミアリーグへのデビューを果たした。以来チームの主力として活躍しながら、現チェルシー所属のスペイン代表MFセスク・ファブレガスや、現マンチェスター・U所属のオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーなど相次ぐ主力選手の移籍、自身の大けがなど様々な経験をしてきた。
「僕がファースト・チームに上がった頃、クラブはたくさんの選手を失っていった。多くの人がもう強いアーセナルに戻れないと言ったけど僕らは耳を貸さなかったよ」
「前を向き、本物のクオリティを手に入れて、ワールドクラスの選手も加わった。大事だったのは倫理性だね。今は雰囲気がとてもいい。全員がチームのために働きたいと思っているし、試合ではしっかり守りきることで必ずチャンスが訪れるということを知っている」と、かつての厳しい状況やそこから強さを取り戻したチームについて話した。
また同選手は、ここ数年中心選手の移籍が絶えなかったことを嘆きつつ、現在のチームへの自信と称賛の言葉を述べた。
「今でも覚えている。僕が初めて負傷した年にセスクが移籍した。あの頃は見るに堪えない苦しい試合が続いたね。でも今シーズンは違う。見ていて楽しい、素晴らしいサッカーをしているよ」