マンCが終了間際の決勝点で打ち合い制す…CL出場権確保へ大きく前進

アストン・ヴィラとの打ち合いを制したマンチェスター・C [写真]=Getty Images

 プレミアリーグ第34節が25日に行われ、マンチェスター・Cとアストン・ヴィラが対戦した。

 前節のウェストハム戦で連敗を止めたマンチェスター・C。チャンピオンズリーグ出場権圏内の4位を確保するためにも、勝ち点を落とせない状況が続く。

 試合は開始早々に思わぬ形で動く。3分、ペナルティエリア内でバックパスを受けたアストン・ヴィラのGKブラッド・グザンがパスミス。セルヒオ・アグエロがこぼれ球を拾い無人のゴールへと流し込み、マンチェスター・Cがラッキーな形で先制に成功した。

 対するアストンヴィラは26分、ロン・フラールのシュートがDFに当たり、ゴール前にこぼれたところをクリスティアン・ベンテケが押し込みにいくが、ここはGKジョー・ハートの好セーブに阻まれた。

 その後は両者拮抗した時間が続いたが、マンチェスター・Cが追加点を挙げる。66分、ペナルティエリア正面やや左の位置でFKのチャンスを得ると、アレクサンダル・コラロフが壁の間を抜く見事なシュートを沈め、リードを2点に広げた。

 このままマンチェスター・Cのペースで試合が進むと思われたが、アストン・ヴィラもすぐさま反撃に出る。68分、左サイドでFKを獲得すると、クロスボールからゴール前で混戦が生まれる。こぼれ球をトム・クレヴァリーがダイレクトで叩き込み、1点を返す。

 アストン・ヴィラの勢いは止まらない。85分に右CKを獲得すると、シャルル・ヌゾクビアのクロスは一度は相手DFに弾かれたが、クリアボールをカルロス・サンチェスがダイレクトボレーで合わせる。これがゴール左に決まり、アストン・ヴィラがついに同点に追いついた。

 しかし、試合終了まで残り数分となった89分、マンチェスター・CにもCKのチャンスが訪れる。コラロフが低く速いクロスを上げると、ニアでワンバウンドしたボールをフェルナンジーニョが胸トラップから右足で合わせ、値千金の決勝点を挙げた。

 このまま試合は3-2で終了。マンチェスター・Cが終了間際の決勝点で貴重な勝ち点3を獲得し、4位をキープしている。

 次節、マンチェスター・Cは敵地でトッテナムと、アストン・ヴィラはホームでエヴァートンと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・C 3-2 アストン・ヴィラ

【得点者】 
1-0 3分 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)
2-0 66分 アレクサンダル・コラロフ(マンチェスター・C)
2-1 68分 トム・クレヴァリー(アストン・ヴィラ)
2-2 85分 カルロス・サンチェス(アストン・ヴィラ)
3-2 89分 フェルナンジーニョ(マンチェスター・C) 

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