競り合うジルー(手前右)とテリー(左) [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第34節が26日に開催され、アーセナルとチェルシーによる“ビッグロンドン・ダービー”が行われた。
前節、マンチェスター・Uとの上位対決を制し、プレミアリーグ制覇に大きく前進したチェルシー。一方のアーセナルも8連勝で逆転優勝へ望みを繋いでいる。今シーズンの優勝を占う大一番のダービーとなった。
最初にチャンスを迎えたのはチェルシー。16分、自陣右サイドからセスク・ファブレガスが前線へロングボールを送ると、抜けだしたオスカルがキーパーと一対一になりループシュートを放つ。しかし、ここはエクトル・ベジェリンがなんとか戻ってカバーした。
続く38分、ウィリアンがドリブルでペナルティエリア手前まで持ち込み、エリア内のラミレスへパス。キーパーと一対一となりシュートを放ったが、ここはダビド・オスピナの正面だった。
一方、ホームのアーセナルはなかなか決定機まで持ち込めない。ようやくチャンスとなったのは44分、右サイドを駆け上がったベジェリンの折り返しが、相手DFに当たり混戦となる。ペナルティエリア内でこぼれ球を拾ったメスト・エジルがシュートを放ったが、ティボー・クルトワの正面に飛んでしまう。このままスコアは動かず0-0で前半を折り返した。
後半、最初にチャンスを作ったのはアーセナル。65分に左サイドを駆け上がったナチョ・モンレアルのクロスにアレクシス・サンチェスが飛び込んだが、クルトワに防がれてしまった。
その後も攻め続けるアーセナル。76分、左サイドでこぼれ球を拾ったローラン・コシェルニーがそのまま持ち上がり、マイナスの折り返し。サンティ・カソルラがフリーでシュートを放ったが、ゴール右に外れてしまう。さらに82分、カウンターからエジルがワンタッチパスを出すと、右サイドに抜けだした途中出場のダニー・ウェルベックにチャンス。セサル・アスピリクエタとの一対一からシュートを放ったが、得点には至らなかった。
このまま試合終了となり、ビッグロンドン・ダービーはスコアレスドローに終わった。この結果、首位チェルシーとアーセナルの勝ち点差は10のまま変わらず、チェルシーが優勝に大きく前進した。