ウィルシャーの状態は深刻か…指揮官「完全な復活には1年か2年」

　アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督が、同クラブに所属するMFジャック・ウィルシャーの状態を明かした。2日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　足首の負傷から復帰を目指すウィルシャーは、4月26日に行われたプレミアリーグ第34節のチェルシー戦でベンチ入りを果たすも出場は見送られ、11月22日以降5カ月以上もの間、出場機会を逃している。一方、7日に行われたU－21プレミアリーグのストーク戦にフル出場するなど、復帰に向けた準備が進んでいる。

　しかしヴェンゲル監督は「ウィルシャーが何も問題ない状態になり完全に復活するには、1年か2年を要する」と、同選手けがが完全には治っていないことを主張している。

　ウィルシャーはアーセナルの下部組織出身で、2009－10シーズンをボルトンへのレンタルで過ごすと、翌シーズンに復帰し主力として活躍。2011年にはPFA（イングランドサッカー選手協会）による年会最優秀若手選手賞と年間ベストイレブンを受賞した。

　アーセナルは4日に行われるリーグ戦第35節で、ハルと対戦する。