チェルシー戦で同点弾を決めたリヴァプールMFジェラード(右) [写真]=Liverpool FC via Getty Images
プレミアリーグ第36節が10日に行われ、チェルシーとリヴァプールが対戦した。
前節、クリスタル・パレスに勝利し、5年ぶりの優勝を果たしたチェルシー。一方で、5位のリヴァプールは、今節敗戦すれば来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内の4位以上に浮上できないことが確定するため、なんとしても勝利したいところ。チェルシーは、19歳のルベン・ロフタス・チークが先発出場。リヴァプールはスティーヴン・ジェラードがスタメン入りしている。
試合は、開始5分にチェルシーの先制で動く。右CKから、セスク・ファブレガスのボールに中央のジョン・テリーがヘディングで叩き込みゴールネットを揺らした。
立ち上がりに失点を許したリヴァプールは14分、フィリペ・コウチーニョがエリア内左から中央へ切り込み右足を振り抜くも、シュートはGKティボー・クルトワに阻まれた。22分、ジェラードからのロングパスに反応したリッキー・ランバートが抜けだして、ダイレクトでシュートを放つも、その前にオフサイドの判定。
35分、チェルシーにアクシデント発生。クル・ズマが負傷交代を余儀なくされ、代わりにガリー・ケーヒルがピッチに送り出された。すると44分、左コーナー付近でFKを獲得したリヴァプールは、ジョーダン・ヘンダーソンのボールにファーサイドのジェラードが頭で押し込んでゴール。キャプテンの一撃でリヴァプールが同点に追いついた。前半はこのまま1-1で折り返す。
後半に入って49分、リヴァプールは、ラヒーム・スターリングからの折り返しにコウチーニョが合わせるが、シュートはわずかに左に外れる。チェルシーは55分、エリア内右でパスを受けたウィリアンが右足を振り抜くが、シュートは枠を捉えられない。60分にはロフタス・チークに代えてネマニャ・マティッチを投入した。
チェルシーは74分、敵陣中央でパスを受けたセスクが自ら持ち上がり、エリア内に侵入したところでシュートを放つが、ミニョレに正面でキャッチされる。79分、リヴァプールは、ジェラードを下げてルーカス・レイヴァを投入。リヴァプールは81分、スターリングからの折り返しが、ケーヒルに当たり、ボールは枠へ向かうが、クルトワが弾き出した。
89分、リヴァプールは、コウチーニョがエリア手前中央からシュートを放つ。シュートはケーヒルに当たりコースが変わるが、ボールの勢いは弱まっていたため、クルトワが反応しキャッチした。
試合はこのままタイムアップ。チェルシーとリヴァプールは1-1の引き分けで終わった。
次節、チェルシーはウェスト・ブロムウィッチと、リヴァプールはクリスタル・パレスと対戦する。
【得点者】
1-0 5分 ジョン・テリー(チェルシー)
1-1 44分 スティーヴン・ジェラード(リヴァプール)