COC杯の優勝トロフィーを掲げるモウリーニョ（左）とテリー（右）[写真]=Getty Images
チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、同クラブでキャプテンを務める元イングランド代表DFジョン・テリーを絶賛している。15日、クラブ公式HPが同監督のコメントを伝えた。
テリーは今シーズンここまで、プレミアリーグの全36試合に出場している。残り2試合でもピッチに立てばリーグ戦全試合出場という快挙を成し遂げることとなる。また、セルビア代表DFブラニスラフ・イヴァノヴィッチとベルギー代表MFエデン・アザールの2選手も、ここまで全試合に出場している。
モウリーニョ監督は「ピッチでプレーするためには、けがや累積警告、コンディションなど、さまざまな条件をクリアする必要がある。もちろん監督の構想に含まれていなければ話にならない。そういったものをテリー、イヴァノヴィッチ、アザールは見事にクリアして全試合に出場している。素晴らしい選手たちだよ」と、3選手に賛辞を送った。
そしてテリーについて次のように話した。
「私がチェルシーに戻ってきたとき、彼はレギュラーから遠ざかっていた。確かにその頃のテリーの動きは全盛期からすると見劣りするものだったね。しかし契約があと1年残っていたから、様子を見ることにした。そして彼は私に、自分の価値を証明してみせると宣言し、見事に有言実行したんだよ。本当に偉大な男だ」
チェルシーは3月にテリーとの契約を1年延長した。キャプテンとしてチームをけん引し、2冠獲得に貢献した同選手の活躍からすれば当然のことだと言える。
指揮官は「ジョンはこのクラブを心から愛している。私は彼と5シーズンともに仕事をし、プレミアリーグを3回制した。私がこれまで出会った中で最高の選手の一人だよ」と最大級の賛辞を送り、次のように締めくくった。
「ジョンはチェルシーとともにいる。彼がいなければ我々はプレミアリーグ・チャンピオンになっていなかっただろう。常にピッチの上で戦っている彼に拍手を送りたいね」