得点を喜ぶベラヒーノ [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第37節が18日に行われ、ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)とチェルシーが対戦した。
すでに5年ぶり5度目のリーグ優勝を決めたチェルシー。今節は負傷で離脱していたスペイン代表FWジエゴ・コスタが、4月のストーク戦以来約1カ月半ぶりの先発復帰した。また、前節初の先発出場となった19歳のMFルベン・ロフタス・チークもスターティングメンバーに入っている。
最初にチャンスを迎えたのはホームのWBA。9分、ペナルティエリア手前でパスを受けたサイド・ベラヒーノが左足でミドルシュート。これがゴール右下に決まり、WBAが先制に成功する。
1点を追うことになったチェルシーに事件が発生する。28分、ペナルティエリア内でD・コスタが相手選手と小競り合いになり、試合が一度中断する。主審が両者に注意を与えていると、ペナルティエリア右にいたセスク・ファブレガスがボールを中央に蹴り、ボールが相手選手に当たる。この行為でセスクは一発退場を命じられ、チェルシーは残り時間を10人で戦うことを強いられる。
1-0で迎えた後半立ち上がり、WBAに再び決定機が訪れる。47分、ペナルティエリア手前でパスを受けたベラヒーノがクリス・ブラントとのパス交換でエリア内に進入。ジョン・テリーがたまらずファウルでベラヒーノを倒してしまい、WBAにPKが与えられる。これをベラヒーノがゴール左下に決めてWBAが2-0とする。
56分、チェルシーがチャンスを作る。ペナルティエリア手前右でロフタス・チークからパスを受けたロイク・レミーが、ワンフェイントから中に切り込み左足でシュート。しかし、ここは惜しくも左ポストに当ってしまう。
チャンスで決めきれないチェルシーに対し、WBAが再び牙を剥く。60分、右CKを獲得すると、ブラントがショートコーナーで繋ぎペナルティエリア右から強烈なミドルシュート。左足から放たれたボールがゴール右下に決まり、WBAがチェルシーに対して3点のリードを奪った。
チェルシーは79分にレミーを下げ、18歳のイサヤ・ブラウンを今シーズン初めてピッチへ送り出した。
このままWBAがリードを保ち、3-0で王者チェルシーを下している。
最終節、チェルシーはサンダーランドと対戦する。
【スコア】
ウェスト・ブロムウィッチ 3-0 チェルシー
【得点者】
1-0 9分 サイド・ベラヒーノ(ウェスト・ブロムウィッチ)
2-0 47分 サイド・ベラヒーノ(PK)(ウェスト・ブロムウィッチ)
3-0 56分 クリス・ブラント(ウェスト・ブロムウィッチ)