ブラジルW杯ではファン・ハール監督(右)の下でプレーしたデパイ(左) [写真]=VI-Images via Getty
オランダ代表FWメンフィス・デパイがPSVからマンチェスター・Uに加入したが、同クラブを率いるルイ・ファン・ハール監督はすぐに結果を求めないで欲しいと忠告した。クラブ公式サイトが19日に伝えている。
メディカルチェックをパスしたデパイは7月1日までに選手登録を終えられるように契約を進めていく予定。21歳のデパイはヨーロッパのフットボールを背負って立つ存在になると見られており、昨夏のブラジル・ワールドカップではオランダ代表して2ゴールを記録。今シーズンはPSVで25ゴールを記録していた。
デパイはエールディヴィジの得点王に輝き、1994-95シーズンに30ゴールを記録した元ブラジル代表FWロナウド氏が持つ最年少記録を更新した。
マンチェスター・Uのファンは来シーズン早々からのデパイの活躍を期待しているが、ファン・ハール監督は結果が出るまでは我慢して欲しいとコメントした。
「ユースはユナイテッドにおいて比重に重要で、私の監督哲学においても重要だ。今シーズンはファーストチームに昇格した若手が沢山いるが、経験を積んだ彼らは来シーズン、さらに成長してくれるだろう」
「また、メンフィス・デパイについての噂も聞いているだろう。彼もPSVのユース出身の若手だ。私は昨夏、オランダ代表で彼を指導したが、彼の才能は非常に優れている」
「彼を選手として成長させるつもりだが、しばらくは見守って欲しい。プレミアリーグは他のリーグとは違う。非常にハードなリーグなので、彼が適応するのには時間がかかるだろう」
またファン・ハール監督はマンチェスター・Uのファンに向け、国内カップとリーグを逃したにも関わらず応援を続けてくれたのは今まで体験したことがなかったことだとし、サポートに感謝した。
「ユナイテッドの監督としての1年目のハイライトは何だったかと良く聞かれるが、私の答えはいつも同じだ。ファンのサポートだ。信じられないほど熱心に応援してくれた。私の監督人生ではなかったことだ」
「デビュー戦となったスウォンジー戦は負けたが、サポートは素晴らしかった。9月の代表戦あとのQPR戦でのあのようなサポートを受けられるとは思ってもいなかった」
「キャピタルワン・カップ敗退など、成績は芳しくなかったが、驚いたことにタッチラインを歩いていると、想像以上の声援をもらい、選手と監督を信頼している彼らの気持ちが伝わった。シーズンを通じてサポートしてもらった。本当に超一流のサポーターだと思う」