来シーズンのプレミアリーグ昇格を決めたワトフォードは20日、元ブラジル代表GKエウレリョ・ゴメスと新たに3年契約を締結したことをクラブ公式HP上で発表した。
2008年からトッテナムに所属していたゴメスは、翌年に正GKとして同クラブのチャンピオンズリーグ初出場に大きく貢献。しかしその後は不安定なプレーが続くと、元アメリカ代表GKブラッド・フリーデルや、フランス代表GKウーゴ・ロリスらの加入でポジションを失い、2012-13シーズンには戦力外同然の第4GKという扱いを受けた。そして2014年夏に契約満了をもってトッテナムを退団している。
今シーズン、ワトフォードに加入したゴメスは守護神として活躍。チームはチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)を2位で終え、来シーズンのプレミアリーグ昇格に貢献した。
同選手は大手メディア『ESPN』に対して次のように語っている。
「このチームと3年契約を締結したことを非常に幸せに思っている。クラブと信頼し合っていると感じるし、僕らは一緒に偉大なことを成し遂げようとしている。チームはプレミアリーグで安定するための大きな可能性を秘めていて、僕はその一部になりたいんだ」
またゴメスは、トッテナムに所属するMFパウリーニョが今シーズン出場機会に恵まれていないことをチームの問題だとし、逆にトッテナムではなくチェルシーを移籍先に選んだブラジル代表MFウィリアンはブレイクを果たしたと主張。
さらにFWロベルト・ソルダード、アルゼンチン代表MFエリク・ラメラといった選手たちのキャリアを台無しにするクラブだと、古巣であるトッテナムを非難している。
「僕はスパーズに加わることを誰にもお勧めしないよ。彼らはソルダードに大金を払ったが、全然プレーさせていない。ヨーロッパで大きな注目を集めていたラメラは今、自分のプレーがまったくできていないように見えるよ」