最終戦で決勝弾を挙げたマンCのランパード [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
プレミアリーグ最終節が24日に行われ、マンチェスター・Cと日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンが対戦した。
今夏にMLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティFCへの合流が決まっているマンチェスター・Cのフランク・ランパード。今節は同選手にとってプレミアリーグ最後の試合となった。吉田は、ベンチスタートとなっている。
試合はマンCの先制で動く。31分、ダビド・シルバのパスを受けたジェームズ・ミルナーがペナルティエリア内右からグラウンダーの折り返しを入れる。このボールに中央のランパードが左足で合わせてゴールネットを揺らした。前半はこのままマンCの1点リードで折り返す。
後半に入って57分、マンCはミルナーからのクロスにファーサイドのランパードが頭で合わせるが、GKケルヴィン・デイビスに正面でキャッチされた。マンCは、65分にヤヤ・トゥーレを下げてウィルフリード・ボニーをピッチに送り出す。
同点としたいサウサンプトンは67分、シェーン・ロングがエリア手前中央でこぼれ球を拾いシュートを放つも、GKジョー・ハートがキャッチ。73分には、ロングがエリア手前左で相手DFを交わしてエリア内に侵入し、左足を振り抜くが、これもハートにセーブされた。
77分、マンCはランパードを下げてヘスス・ナバスを投入。ランパードはスタンディングオベーションの中、ピッチを後にした。また78分には、ミルナーに代えてヴァンサン・コンパニをピッチに投入した。
マンCは83分、エリア前中央でパスを受けたボニーが、ワントラップから右足を振り抜くが、強烈なシュートはクロスバー上に外れた。すると88分、CKのこぼれ球をナバスがエリア内右からシュートを放つが、相手選手に直撃。そのこぼれ球をゴール前左のエリアカン・マンガラがヘディングで折り返すと、セルヒオ・アグエロが頭で押し込んでゴールを奪った。アグエロはリーグ戦でのゴール数を26に伸ばし、得点王を大きく引き寄せた。
試合はこのままタイムアップ。ランパードの決勝弾とアグエロの追加点でマンチェスター・Cがホーム最終戦で2-0の勝利を収めた。なお、吉田はベンチ入りするも出場機会は訪れなかった。
【得点者】
1-0 31分 フランク・ランパード(マンチェスター・C)
2-0 88分 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)