マンCのチームメイトに胴上げされるMFランパード [写真]=Getty Images
マンチェスター・Cは、24日に行われたプレミアリーグ最終節で、日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンと対戦し2-0で勝利。この試合で決勝点を挙げて、自身のプレミアリーグ最後の試合を勝利で飾った元イングランド代表MFフランク・ランパードが試合後にコメントしている。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えた。
現在36歳のランパードは、昨年夏に13年間所属したチェルシーを退団し、MLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティFCへの移籍が決定。しかし今シーズンはマンチェスター・Cにレンタル移籍をしており、今夏からNYシティFCへ合流する。
ランパードは試合後、「もちろん、僕にとって特別な日だ。感情が入り混じっていて、最後の試合を終えて少し悲しよ」と感想を語ると、「僕は幸運な男だよ。チェルシーのようなビッグクラブで長年プレーした後、マンCのようなクラブに移籍できるチャンスを掴んだ選手は多くない」とプレミアリーグでのキャリアを振り返った。
そして、「多くの友人を作ったし、今夜は楽しむつもりだ」とシーズン終了を祝うと明かすと、「それからまた別の挑戦が待っている。とても新鮮な気持ちだし、準備はできているよ。まだ完全に終わったわけではない」と今夏のNYシティ合流についてもコメントした。
また、マンチェスター・Cは試合後、ランパードのためにセレモニーを実施。本拠地エティハド・スタジアムの大観衆を前にピッチ上でインタビューを受けた同選手は次のように語った。クラブ公式サイトが伝えている。
「チェルシーについて語るチャンスは山ほどあった思う。だが36歳にしてこのクラブに加入し、ロッカールームやファン、この街に住むこと全て予想できないものだった。僕から言えることは、全ての人へ、本当に、本当にありがとうということだけだ」
「チームメイト、コーチ陣、裏方のスタッフやファンのみんなに感謝したい。このクラブはとても特別なクラブだ。君たちのためにプレー出来て、心の底から嬉しく思うよ」
また、MLSへの移籍については「とても楽しみにしている。NYでは全力を尽くしたい。これが僕の未来だ。待ちきれないよ」と意気込みを語った。
ランパードは、ウェストハム、チェルシー、マンチェスター・Cでプレミアリーグ通算609試合に出場し、177ゴールを記録。プレミアリーグ歴代通算得点ランキングで4位につけている。