弟ポールの勇姿を見守ったフロランタン・ポグバ(中央) [写真]=Getty Images
アストン・ヴィラが“ポグバ”の獲得に乗り出していることが明らかになった。6日付のイギリス紙『デイリー・メール』など各紙が報じている。
“ポグバ”と言えば、誰もが今夏の移籍市場で注目株となっているユヴェントスのフランス代表MFポール・ポグバを想像するだろう。移籍金は1億ユーロ(139億6000万円)を超えるとも予想され、バルセロナやマンチェスター・C、パリ・サンジェルマンなどが獲得を目指していることが報じられている。
しかし、もちろん今シーズンのプレミアリーグを降格ぎりぎりの17位で終えたアストン・ヴィラがこの争いに参加するわけではない。アストン・ヴィラが狙っているのはポール・ポグバの実の兄でサンテティエンヌに所属するギニア代表DFフロランタン・ポグバのことである。
現在24歳のフロランタンは今シーズンのリーグ・アンで16試合に出場。昨年末に大けがを負ったためシーズン後半戦はほぼ棒に振ってしまったが、前半戦はレギュラーを務めていた。アストン・ヴィラは来シーズンの復活を目指し、弟のポールと同様に高い身体能力を誇るフロランタンに強い関心を示しているようだ。
フロランタンの双子の兄弟であるマティアス・ポグバはイングランド・リーグ1(3部相当)のクローリー・タウンでプレーするため、ポールとフロランタンがプレミア移籍を選べば、“ポグバ”3兄弟がイングランドに集結する可能性もある。
6日、ポール・ポグバはユヴェントスの一員としてチャンピオンズリーグ決勝のバルセロナ戦を戦った。フロランタンはベルリンに駆けつけて試合を観戦。惜しくも準優勝に終わったが、ヨーロッパの頂点の舞台で戦う弟の勇姿を見守った。
果たしてポグバ兄弟のそれぞれがどんな決断下すのか注目が集まっている。