クレスポ氏、ファルカオの復調と活躍に期待「人類最高選手だった」

ファルカオ

コパ・アメリカに出場したFWファルカオ [写真]=LatinContent/Getty Images

 チェルシーでプレーした経験のある元アルゼンチン代表FWエルナン・クレスポ氏が22日、今夏同クラブに加入したコロンビア代表FWラダメル・ファルカオについて、イギリスメディア『BBC』のインタビューで語った。

 現在29歳のファルカオは、ポルトやアトレティコ・マドリードで活躍し、2013年夏にモナコへ移籍。2014年1月には左ひざ前十字じん帯を損傷する大けがを負い、ブラジル・ワールドカップを欠場していた。2014-15シーズンはマンチェスター・Uへとレンタル移籍したが、負傷の影響もあり、満足のいく結果を残せなかったため、モナコに復帰。そして今夏、プレミリーグ王者のチェルシーにレンタル移籍が決っている。

 イタリア・セリエBのモデナで監督を務めるクレスポ氏は、「ファルカオは負傷する前と後では大きく違う。けがの前は、人類最高の選手だった。別次元にいるリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドを除いて全ての選手の中でね」と、負傷前のファルカオを高く評価している。

 だが、負傷後はコンディションが悪いと批判もされていたファルカオ。同氏は、「あのようなけがのあとだと、時間が必要だ。簡単に完治するものではない。彼にとって簡単なことではないよ」と、同選手を擁護すると、「ファルカオがすべきことは、自分自身を信じて、彼がそうであるように素晴らしい選手であリ続けることだ。モウリーニョを納得させるにはそれで十分だよ」とコメントしている。

 また、マンチェスター・Uで活躍出来なかったことについては、「おそらく彼は(マンチェスター・U監督の)ファン・ハールが望むような選手ではなかったのだろう」と分析。そして、「レギュラーとしてプレーしたいならば、チャンスを掴まなければならない。チェルシーで起こることを楽しみにしているよ」と、ファルカオに期待を寄せた。

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