フェイエノールト戦でゴールを決めたDF吉田麻也(左) [写真]=Getty Images
日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンは、23日に行われたプレシーズンマッチでオランダのフェイエノールトと対戦し、3-0で勝利した。チーム2点目となるゴールを決めた吉田が、試合後にコメントしている。クラブ公式サイトが同日に伝えた。
1点リードで迎えた61分、左サイドからのFKに、ペナルティエリア内中央でフリーとなった吉田が、頭で合わせてゴール左隅に決めた。その後、FWフアンミの得点を加えたサウサンプトンが3-0で勝利している。
吉田は試合後、「だんだん良くなっていますが、もっと改善していかなければいけません」とチームのパフォーマンスについて語ると、「最後の10分は、ミスが多く、よくボールを失ってしまいました。たとえ、僕らが3ゴールを奪い、3-0としても、もっと落ち着いて試合をコントロールすべきです。そこが今日の課題です」と、試合を振り返った。
だが、フェイエノールトを完封に抑え、ここ3試合連続でクリーンシート。吉田は、「今日は、(18日の)フローニンゲン戦よりは良かったと思います」と試合内容を評価すると、「これを続けないといけませんね。新加入選手もますが、良い状態でここまでこれていると思います」と満足感を示した。
ゴールについては、「今日、グラツィアーノ(・ペッレ)のジェルを借りたんです。そしたら彼は僕に『今日、間違いなく君がゴールを決めるよ』と言っていて、実際にゴールを決めることができました。なので、次回も貰わないといけないですね」と冗談交じりで語っている。
30日にはヨーロッパリーグ予選3回戦でフィテッセ(オランダ)と対戦するサウサンプトン。同選手は、「監督が言ったように、僕らは今日からしっかり良い準備を始めないといけません」と、次の試合に切り替えていると明かすと、「また同じオランダのクラブ(フィテッセ)と対戦します。オランダのどのクラブも良いサッカーをしたいと思っているので、僕らにとってはとても良いテスト、良い練習でした」と、EL初戦に向けて良い準備が出来たと語っている。
そして、新シーズン開幕に向けて、「DF陣でポジション争いがありますし、間違いなくまた新しい選手も来るでしょう。なので、自分の価値、自分がどんな選手か、監督やチームメイトに示さなければなりません。できる限り多く試合に出るために、僕の仕事をするだけです」とコメントした。
サウサンプトンは、9日のニューカッスル戦で2015-16シーズンのプレミアリーグ開幕を迎える。吉田は、「オランダとプレミアリーグのチームは違います。プレミアはフィジカル的によりタフだし、ゴールを奪うのも難しいですが、挑戦しなければいけません」と意気込みを語った。