24日のマンC戦に出場したレアルDFセルヒオ・ラモス [写真]=Real Madrid via Getty Images
マンチェスター・Uが、獲得を狙うレアル・マドリード所属のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスに対して、移籍を希望していると公言するよう依頼したと、スペイン紙『マルカ』が24日に報じた。
2005年から10年間レアル・マドリードに所属するS・ラモスは、今夏の契約延長に向けた交渉でクラブ側に提示された年棒に不満を抱いたとして、退団すると報じられてきた。だが先日、チームを率いるラファエル・ベニテス新監督は、同選手の去就について「100パーセント残留する」と明言。移籍騒動は終焉を迎えたと思われていた。
しかし同紙は、この移籍に関して新しい動きがあったと報道。「マンチェスター・Uが、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長に移籍交渉の席につくよう迫るため、新しい策略を選んだ」と伝えている。
その策略とは、S・ラモスに移籍希望を公言させるというもの。同紙によると、マンチェスター・Uの関係者は、同選手が公に明言することで、ペレス会長も交渉の場を設けざるをえなくなると考えているという。
S・ラモスは、24日にオーストラリアのメルボルンで行われたインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)2015のマンチェスター・C戦(4-1で勝利)に先発出場し、65分までプレーしていた。クラブのプレシーズンツアーに帯同中のS・ラモスは、これまで去就について明言してこなかったが、未だにレアル・マドリード退団を考えていると伝えられている。