アザールの先制点を喜ぶチェルシーの選手たち [写真]=Getty Images
インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)2015の北米ラウンドが28日に行われ、チェルシーとバルセロナが対戦した。
試合は、開始10分にチェルシーが先制した。敵陣中央の左サイド寄りでクル・ズマからのパスを受けたエデン・アザールがドリブルを開始する。相手選手2人をかわしてペナルティエリア内左に侵入。さらに2人に詰められるが、そのまま右足を振り抜き、ニアサイドにシュートを突き刺した。前半はこのままチェルシーの1点リードで折り返す。
後半に入って52分、バルセロナが同点に追いつく。CKの流れから、エリア前でこぼれ球を拾ったジェレミー・マテューがエリア内にボールを供給。セサル・アスピリクエタのクリアが中途半端となり、ボールはエリア内左のルイス・スアレスの下に。スアレスは、キックフェイントからループシュートを放つと、飛び出たGKティボー・クルトワの頭上を越えて枠に吸い込まれる。クリアを試みたズマが直前でかき出したかと思われたが、ラインを割っていたとしてゴールの判定となった。
試合を振り出しに戻したバルセロナは66分、ラフィーニャからのパスを受けてエリア内左に侵入したサンドロ・ラミレスが、中央へ切り込み右足を振り抜くと、シュートはきれいな弧を描き枠の右隅に決まった。バルセロナが逆転に成功。
しかし、試合終了が迫る85分、右サイドでのFKから、1度は相手DFにクリアされるも、真上にあがったこぼれ球をガリー・ケーヒルがヘディングで押し込み、ゴールネットを揺らした。チェルシーが同点に追いつき、試合はタイムアップを迎えた。
そのままPK戦に突入すると、チェルシーはラダメル・ファルカオを含む4人が成功したが、バルセロナはアレン・ハリロヴィッチとジェラール・ピケの2人が失敗。この結果、チェルシーが4-2でPK戦を制し、バルセロナに勝利した。
ICCでともに1試合を残す両チーム。バルセロナは8月2日にイタリアで、チェルシーは同月5日にロンドンで、フィオレンティーナと対戦する。
【スコア】
チェルシー 2-2(PK戦:4-2) バルセロナ
【得点者】
1-0 10分 エデン・アザール(チェルシー)
1-1 52分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
1-2 66分 サンドロ・ラミレス(バルセロナ)
2-2 85分 ガリー・ケーヒル(チェルシー)