アーセナルの新ユニフォーム発表イベントに参加したアンリ氏 [写真]=Arsenal FC via Getty Images
アーセナルのレジェンドである元フランス代表FWティエリ・アンリ氏は、移籍が噂されるレアル・マドリード所属のフランス代表FWカリマ・ベンゼマを獲得することで、クラブがプレミアリーグ優勝とチャンピオンズリーグ制覇に近づくと主張した。イギリス紙『デイリーミラー』やイギリスメディア『エクスプレス』など複数メディアが6日付で伝えている。
今夏の移籍市場ではチェコ代表GKペトル・チェフの獲得にとどまり、これまで大きな補強がないアーセナル。かつて同クラブで主将を務めたアンリ氏は、8月末に移籍市場が閉まる前にさらなる補強が必要だと感じているようだ。
同氏は、「もしアーセナルが負傷者を多く抱えなければ、彼らは優勝争いに食い込めるだろう。しかしストライカーがジルーしかいないため、本当に優勝できるかどうかは疑問だ。違うタイプのストライカーが必要だろう。ジルーは実際上手くやっている。昨シーズン、彼は18試合で14ゴールを決めた。これはすごいことだよ。しかし、違うタイプのストライカーが必要な時があるんだ」とフランス代表FWオリヴィエ・ジルーを称賛しつつも、補強の必要性を強調した。
続けて、「もし彼らがベンゼマを獲得できるなら、彼らはプレミア制覇に一気に近づくし、CL制覇も夢ではなくなるだろう」と語り、ベンゼマ獲得を勧めている。アーセン・ヴェンゲル監督はベンゼマへの関心を否定しているものの、アーセナルはレアル・マドリードに移籍金4500万ポンド(約87億円)のオファーを出しているとイギリス各紙が報じている。