マンチェスター・Uに所属するGKデ・ヘア [写真]=Man Utd via Getty Images
マンチェスター・Uを率いるルイ・ファン・ハール監督が、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアは8日に行われるプレミアリーグ開幕節のトッテナム戦を欠場すると明言した。イギリス紙の『マンチェスター・イブニング・ニュース』や『デイリーミラー』が7日に伝えている。
今夏、レアル・マドリードへの移籍騒動が続くデ・ヘア。8日にプレミアリーグ開幕を迎えるが、プレーに集中できていないため、ファン・ハール監督は同選手を開幕戦のメンバーから外したようだ。
前日会見に臨んだファン・ハール監督は、同選手のトッテナム戦出場について問われると、「彼はプレーすべきではないから何の懸念もない。ノーだ」と断言し、メンバー外を明かした。
さらに、「選手は人間だ。彼はこの状況に対応できていない。トレーニングや試合で彼を見てきたが、彼は昨シーズンのデ・ヘアではない。ベストを尽くそうとしているが、難しい状況だ」と語ると、「私たちは最初の試合に臨む。もっとも重要な一戦だ。選手たちには試合のことだけに集中して欲しい。だがデ・ヘアはそれができる状態ではない」と説明している。
夏の移籍市場は9月1日に閉幕を迎える。マンチェスター・Uはそれまでプレミアリーグとチャンピオンズリーグ合わせて6試合を行うが、同監督は「9月1日には決断が下される。移籍市場は閉じて、新しい状況に対応しなければならない。そのほうが簡単だろうね。私たちは待つしかないよ」と語り、9月までデ・ヘアの欠場が続くことを示唆している。
なお、『マンチェスター・イブニング・ニュース』紙は7日に、デ・ヘアがトッテナム戦に向けたチームに帯同していなかったと報道。その一方で、新加入のアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロと、イングランド人GKサム・ジョンストンがメンバー入りしていると伝えている。