開幕戦のスウォンジー戦で退場したクルトワ(13番) [写真]=Getty Images
プレミアリーグの2015-16シーズンが開幕し、チェルシーとスウォンジーの対戦は2-2の引き分けに終わった。イギリスメディア『スカイスポーツ』で解説者を務める元イングランド代表のジェイミー・レドナップ氏が、同試合でチェルシーのベルギー代表GKティボー・クルトワが一発退場を命じられたことについて言及した。
昨シーズン王者のチェルシーは、23分にブラジル代表MFオスカルのゴールで先制点を奪う。6分後にはスウォンジーのガーナ代表FWアンドレ・アイェウに同点弾を許したが、わずか1分後にオウンゴールで勝ち越し、2-1で前半を終えた。
迎えた55分、最終ラインの裏に抜けだしたスウォンジーのフランス代表FWバフェタンビ・ゴミスを、飛び出したGKクルトワがペナルティエリアのライン付近で倒してしまった。主審は相手の決定機を阻止したとしてクルトワに一発退場を宣告。このPKをゴミスが決めて2-2の同点とする。試合はこのまま終了を迎え、チェルシーは開幕戦を白星でスタートすることができなかった。
J・レドナップ氏はこれについて「あれがPKだったことに疑いの余地はない。ただ私はあれが決定機阻止だったとは思わないんだ。レッドカードではないと思うし、チェルシーはアンラッキーだったね。ボールはゴール方向に向かっていなかったし、(チェルシーのDF)ガリー・ケーヒルはゴールライン上に戻って守備をできたはずだ」とコメントし、PKの判定には同意しつつ、クルトワの退場は厳しかったと擁護している。
続けて「もしかしたら主審はあれを危険なプレーととらえたのかもしれない。しかし、私はそれほど危険だったようには思えない。とにかくPKは確かだが、レッドカードは厳しすぎる判定だよ」と、改めてレッドカードの判定が厳しいものだったと主張した。