サンダーランド戦に出場したレスターFWヴァーディ(右) [写真]=Getty Images
日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが、カジノでの人種差別的発言を謝罪した。イギリス紙『デイリーメール』が9日に報じている。
9日、イギリス紙『ザ・サン』が7月26日に起きたとされる事件を撮影したビデオを公開。そこには、カジノで人種差別的発言をするヴァーディの姿がとらえられていた。
この報道を受けて同選手は、「私の発言について、心から謝りたいと思います」と謝罪。「私の判断ミスで、責任はすべて私にあります。私は、みんなを失望させる行いをしてしまいました」と反省のコメントをしている。
現在28歳のヴァーディは、8日に4-2で勝利したプレミアリーグ開幕節のサンダーランド戦で先制ゴールを獲得していた。2012年から所属するレスターでは、公式戦通算107試合に出場し27ゴールを記録。6月にはイングランド代表デビューも果たしていた。
同クラブのスポークスマンはこの事件に関して、「我々は、選手にピッチ内外での行動に責任をもち、コミュニティの模範となることを期待している」と苦言を呈すと、「我々は、ジェイミーの謝罪を受け、この一件について念入りに調査を進めるつもりだ。結果が明らかになるまで、これ以上のコメントはない」と内部調査を行うことを明言した。
なおレスターは2カ月前に、シーズン終了後のタイ・ツアーで人種差別的セックステープを撮影した3選手を解雇している。FWトム・ホッパー、GKアダム・スミス、そしてナイジェル・ピアソン前監督の息子、MFジェームス・ピアソンは、クラブによる内部調査の結果、契約を打ち切られていた。