アヤックスに所属するオランダ代表GKシレセン [写真]=Getty Images
マンチェスター・Uがオランダ代表GKヤスパー・シレセンの獲得を狙っているが、所属元のアヤックスは高額の移籍金を設定し放出を防ぐつもりのようだ。イギリス紙の『デイリーミラー』が8日付で伝えている。
昨シーズンまで正守護神を務めたスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの去就が不透明なため、マンチェスター・Uは今夏でさらなるGKの補強を画策している模様。デ・ヘア本人がレアル・マドリードへの移籍を望んでおり、移籍金3500万ポンド(約67億8000万円)で放出する可能性が高いとみられている。
マンチェスター・Uはデ・ヘアの後釜としてシレセンを狙っており、移籍金2500万ポンド(約48億5000万円)のオファーをアヤックスに掲示している模様。しかし、アヤックスを率いるフランク・デ・ブール監督は、「マンチェスター・Uはシレセンに高額の移籍金を払う必要がある。我々は強固な姿勢を貫くつもりだし、彼の放出を防ぐためにあらゆる手を打つつもりだ」とコメントし、同選手の放出を簡単には容認しない姿勢を示している。
今夏のアヤックスは、フルハムからサウサンプトンにレンタル移籍中のオランダ代表GKマールテン・ステケレンブルフ、アーセナルからローマにレンタル移籍中のポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー、トッテナム所属のオランダ代表GKミシェル・フォルムの3選手、いずれの獲得にも失敗。デ・ブール監督は「我々はすでに3人の選手の獲得に失敗しており、きちんとした後釜を見つけるのが難しい状況だ」と、シレセンの後釜候補に苦労している状況を明かしている。
マンチェスター・Uは、8日に行われたプレミアリーグ開幕戦でトッテナムと対戦し1-0で勝利。同試合ではデ・ヘアが欠場し、新戦力のアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロが先発出場していた。次節、マンチェスター・Uは14日にアストン・ヴィラと対戦する。