人種差別発言で処分を科されたレスターFWヴァーディ [写真]=Getty Images
日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターは13日、人種差別発言をしたイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディに対する処分をクラブ公式サイトで発表した。
ヴァーディは、レスター市内のカジノで日本人に対する種差別発言をしていた様子を、9日付けのイギリス紙『ザ・サン』に報じられていた。同選手はその報道後すぐに、「私の発言について、心から謝りたいと思います」と謝罪。10日には同選手と話し合いを行った岡崎も謝罪を受け入れ、その後一緒にトレーニングに取り組んでいた。
レスターはヴァーディの発言に関して内部調査を実施。その結果、以下のように声明を発表している。
「問題となっている事件の一部始終をはっきりさせ、ジェイミーの即座の謝罪を考慮した結果、クラブはヴァーディに“相当額”の罰金と、規定された人種多様性理解のトレーニングプログラムを科しました。ジェイミーは、クラブ、自身のプロ精神、そしてレスターのコミュニティに対する責任を再認識しています。罰金は地元のチャリティに寄付する予定です」
また、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、同日にチームを率いるクラウディオ・ラニエリ監督が記者会見で、同選手の出場停止処分などは科さないと明言。「ジェイミーはみんなに謝罪した。シンジとジェイミーの関係は良好だよ。私としては、これで一件落着だ」と、ヴァーディと岡崎の関係に問題は無いと語った。