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2戦目で初得点の岡崎…C・ロナら歴代プレミア得点王は何試合目でゴール?

2015.08.20

左からドログバ、ファン・ペルシー、岡崎、C・ロナウド、アグエロ、スアレス [写真]=Getty Images

 今夏、レスターに加入した日本代表FW岡崎慎司は、15日に行われたプレミアリーグ第2節のウェストハム戦でプレミアリーグでの初ゴールをマークした。

 異なるリーグへの挑戦―――。言語や環境が異なる場所で、それまで披露してきた実力を遜色なく発揮することは容易なことではない。岡崎は出場2戦目で初ゴールを記録したが、これまでプレミアリーグで得点王を獲得してきたストライカーたちが何試合目で初ゴールを記録したかを振り返ってみる。

クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・U:2003~09)
 2014年のバロンドール受賞者であり、世界最高峰の“ゴールマシン”として得点を量産し続けるC・ロナウドは、2003年8月に18歳でマンチェスター・Uに入団した。当時はいわゆる“点取り屋”タイプではなく、スピードとテクニックを生かしたウインガーだったため、単純に得点を比較するべきではないのかもしれない。それでも、C・ロナウドですらリーグデビューから初ゴールを記録するまでに9試合を要したという事実が、プレミアリーグのレベルの高さを示している。ちなみに第11節で決めた初ゴールは、ペナルティエリア左横の位置から蹴ったFKのクロスボールが直接決まるというややラッキーなゴールだった。C・ロナウドはその後も途中交代を中心に出場機会を得ると、シーズン1年目は29試合に出場してゴール数は4だった。

■ロビン・ファン・ペルシー(アーセナル:2004~12、マンチェスター・U:2012~15)
 ファン・ペルシーは2004年夏にフェイエノールトからアーセナルへ加入した。ファン・ペルシーについても当時起用されていたポジションは左サイド、左ウイングなどで、最もゴールを求められるポジションではなく、初ゴールを決めたのは4試合目のサウサンプトン戦だった。最終的にアーセナルでの1年目のシーズンを26試合5ゴールという成績で終えている。

ディディエ・ドログバ(チェルシー:2004~12、2014-15)
 ドログバは移籍の前年度にマルセイユでリーグ戦35試合19ゴールという大活躍を見せ、移籍金2400万ポンド(当時約47億円)でチェルシーに加入した。その後の活躍でクラブのレジェンドになったが、移籍1年目のシーズンは26試合に出場して10ゴール。プレミアでの初ゴールは第3節のクリスタル・パレス戦で、出場3試合目での得点だった。

ルイス・スアレス(リヴァプール:2011~14)
 2011年1月にアヤックスからリヴァプールへ加入したスアレスは、プレミアデビューとなるストーク戦に途中出場すると早速初ゴールをマーク。イングランドでの1年目は13試合で4ゴールという成績で終えた。2シーズン目は31試合で11ゴールと不本意な成績で終えたが、その後の2シーズンでは合計54ゴールを奪う大活躍を見せ、13-14シーズンの得点王に輝いた。

セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C:2011~)
 アグエロは新天地で鮮烈なデビューを飾った。2011-12シーズン開幕戦のスウォンジー戦に途中出場すると、2ゴールを奪ってチームの大勝に貢献。その後も勢いを落とすことなく1シーズンを戦い抜き、34試合で23ゴールという圧巻の成績を残した。昨シーズンも33試合で26ゴールを挙げ、自身初のリーグ戦得点王を獲得した。

 その他の過去10シーズンの得点王では、元フランス代表のティエリ・アンリ氏がデビュー戦から初ゴールまでに8試合、元同代表FWニコラ・アネルカが12試合、アルゼンチン代表FWカルロス・テベスが17試合、元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフが2試合を要している。結果として、岡崎よりも早い1試合目で初ゴールを決めることができたのは、スアレスとアグエロの2名のみだった。

 歴代のリーグ得点王でさえも、移籍してすぐさま結果を残すことが容易ではない舞台。岡崎のイングランドでの挑戦はまだまだ始まったばかりだが、まずは2試合目にしてファーストインパクトを残すことができたようだ。この“インパクト”を1シーズン通して継続することが次の目標になる。

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