過去にマンチェスター・Uなどで活躍したカントナ氏 [写真]=Getty Images for Laureus
マンチェスター・Uのレジェンドである元フランス代表FWエリック・カントナ氏が難民問題について言及している。10日、スペイン紙『マルカ』が報じた。
現在ヨーロッパでは、内戦などの影響でシリアやアフガニスタン、エリトリアなどの治安が悪化し難民や移民が急増していることが大きな問題となっており、複数のサッカークラブが状況を緩和しようと、続々と具体的な行動に出ている。
フランス・パリのエベルト劇場で上演されているアンリ・ベルンスタンの戯曲『Victor』に出演中のカントナ氏はフランスメディア『Le Parisien』のインタビューに応じ、「経済的な理由で戦争を始め、そこに住む人々が国を追われても、彼らを歓迎することすらしないのか?」とコメント。
そして、難民を自宅に受け入れる意思があるかと問われると、「当然だ。我々が全員、難民を受け入れることたできたら素晴らしい。フランスに住んでいる6500万人すべてということだ。もっとも、難民の数が6500万人にならないことを願っているけれどね」と話し、難民支援の意思を示している。
カントナ氏は、1992年にマンチェスター・Uへ加入し、現役引退の1997年までプレー。プレミアリーグを4回制覇するなど、中心選手として輝かしい活躍を見せた。