イギリスメディア『スカイスポーツ』は、プレミアリーグにおいて各クラブが苦手チームを発表した。
チェルシーは、26日に行われるプレミアリーグ第7節で、ニューカッスルとのアウェーゲームに臨む。チェルシーは、ここまで未勝利で低迷が続くニューカッスル相手に、不調脱出のきっかけを掴みたいところ。
しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるチェルシーは、意外にもニューカッスルを苦手としている。ニューカッスルの本拠地であるセント・ジェームズ・パークで行なわれたリーグ5試合で未だに勝利を挙げていない。昨シーズンはセネガル代表FWパピス・シセに2ゴールを決められ、チェルシーは開幕から続いていた無敗記録をニューカッスルに止められていた。モウリーニョ監督はニューカッスル戦で獲得可能な勝ち点「15」のうち、わずか「2」しか奪っていない。
常に勝てない対戦相手がいるということは、サッカーによくあること。そこで、昨シーズンのトップ4クラブ(アーセナル、チェルシー、マンチェスター・C、マンチェスター・U)と、岡崎慎司の所属するレスター、DF吉田麻也の所属するサウサンプトンを加えた、6クラブがプレミアリーグにおいて、苦手とするチームを紹介したい。
※記録はプレミアリーグが設立された1992年以降のもの。
■アーセナル
アーセナルがプレミアリーグで最多の黒星数を記録しているチームは、マンチェスター・Uで、通算21敗を喫している。また、失点数も最多の66。オウンゴール数も最多の5ゴールを献上している。さらに、スウォンジーとはホーム4戦で1勝しかできておらず、2敗を喫している。また、アウェーのストーク戦も苦手。ブリタニア・スタジアムで7試合を行って1勝2分け4敗と負け越している。
■チェルシー
ジョゼ・モウリーニョ監督とアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督の対戦成績についてはよく論じられている。ヴェンゲル監督は、モウリーニョ監督が率いるチェルシーと15回の対戦でわずかに1勝しか挙げていない。しかし、プレミアリーグでの成績全体を見れば、チェルシーはアーセナルを苦手としている。他の対戦相手より負け数が多く(18敗)、失点も最多(60失点)を記録している。また、モウリーニョ監督はセント・ジェームズ・パーク同様に、アーセナルが2006年から使用しているエミレーツ・スタジアムでも未勝利で毎試合、引き分けで終わっている。
■マンチェスター・C
マンチェスター・Cはアーセナルとの対戦記録が最悪。通算22敗で61失点の記録に加えて、出されたレッドカードの数も最多となっている。さらに、チェルシーにも同じく通算22敗を記録している。しかし、ホームでの試合に限ると、マンチェスター・Cが最も苦手としているチームは、意外にもレスター。プレミアリーグでの敗戦率が75パーセントに及んでいる(4戦で3敗)。昨シーズンは初めてホームで勝利を収めていた。
■マンチェスター・U
マンチェスター・Uが苦手とするのはチェルシー。ホームのオールド・トラッフォードで、通算27ゴールを許し6敗を喫している。いずれも最多の数字を記録されている。また、“ノースウェスト・ダービー”とも言われるリヴァプールとの対戦は、いつもヒートアップすることで有名。実際、レッドカードは通算9枚で最多となっている。
■レスター
今シーズンの開幕戦でレスターはサンダーランドに4-2と快勝した。しかし、アウェーゲームとなると話は別。5試合を行い、獲得したゴールはわずかに「1」と精彩を欠いている。しかし、レスターにとって最悪の対戦相手はエヴァートン。18回対戦し、1勝しか挙げることができていない。
■サウサンプトン
サウサンプトンは9月にウェスト・ブロムウィッチ(WBA)と対戦しスコアレスドローに終わった。プレミアリーグのWBA戦では、11試合で5得点しか挙げることができいない。1試合平均だと、1ゴールにも満たない0.45得点にとどまっている。守備面ではアウェーのアーセナル戦が苦手。全16試合で得点を許し、無失点を記録したことがない。