26日に行われたプレミアリーグ第7節でトッテナムに1-4の大敗を喫したマンチェスター・Cのマヌエル・ペジェグリーニ監督が試合後、判定への不満を口にしている。クラブ公式サイトが伝えた。
MFケヴィン・デ・ブライネのゴールで先制に成功したマンチェスター・Cだったが、前半終了間際に同点ゴールを許してしまう。FWハリー・ケインからスルーパスを受けた右サイドのDFカイル・ウォーカーは完全にオフサイドポジションにいたためマンチェスター・Cの選手は一瞬足を止めてしまったが副審の旗は上がらない。するとウォーカーからのクロスがこぼれたところに詰めたDFエリック・ダイアーがミドルシュートを突き刺し、試合は振り出しに戻った。
不運な形で同点に追いつかれたマンチェスター・Cは悪い流れを断ちきれず後半開始早々に逆転を許す。さらに61分にもMFクリスティアン・エリクセンが放った直接FKがポストに弾かれたところを、オフサイド気味のポジションにいたケインに押し込まれ点差を広げられてしまうと、その後1点を追加され結局1-4で敗れている。
指揮官は、「前半のうちに同点に追いつかれたことで、流れがトッテナムに向いてしまった。相手の4ゴールのうち2点はオフサイドだったが、副審の旗が上がることはなかったね。前半我々は良いプレーをして先制点を決めたけど、その後のゴールチャンスを決め切れなかった。逆にトットナムの最初のチャンスは、前半40分を過ぎてからだった。そして、オフサイドだったが相手はゴールを決めたんだ」と、オフサイドによる失点で流れを失ったと主張した。
また後半途中に後退したMFヤヤ・トゥーレについては、「ハムストリングに問題を抱えている。彼が望むようなプレーが続けられないと判断したため交代した。チャンピオンズリーグに出場できるか様子を見なければならない」とコメントしている。
そして、「2連敗にはがっかりしている。(オフサイドの)ゴールに関してこれ以上は話したくない。審判の間違えは起こりうることだからね。我々が開幕から5連勝を達成したときみんなが優勝候補だと騒ぎ立てたが、プレミアリーグはいつだって難しいんだ。これからは毎試合を、決勝戦のつもりで戦う必要がある」と気持ちを切り替え今後を見据えた。
マンチェスター・Cは30日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でボルシアMGと対戦する。