マンC、主力不在もY・トゥーレの劇的勝ち越しPK弾で首位キープ

ヤヤ・トゥーレ

決勝点を決めたY・トゥーレ(手前) [写真]=Getty Images

 プレミアリーグ第11節が10月31日に行われ、マンチェスター・Cとノリッジが対戦した。

 前節、首位のマンチェスター・Cはマンチェスター・Uとのダービーマッチを戦い、0-0のスコアレスドローに終わった。なんとか首位をキープしたが、2位アーセナルに勝ち点で並ばれ、エースのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロとスペイン代表MFダビド・シルバを欠くなかで、勝点を落とせない状況となった。一方、16位のノリッジは5試合勝ちなしと厳しい状況に立たされている。

 マンチェスター・Cは21分、ゴール前でケレチ・イヘアナチョからパスを受けたウィルフリード・ボニーが、エリア内に進入して右足シュート。しかし、ここは枠の右に外してしまい、先制点を奪えない。

 試合が動いたのは67分、マンチェスター・Cが右CKを獲得すると、ケヴィン・デ・ブライネのクロスボールからニコラス・オタメンディが強烈なヘディングシュートを決め、マンチェスター・Cが先制に成功する。

 しかし、リードを守り切れないマンチェスター・C。83分、ノリッジが右サイドから攻め込むと、ロバート・ブレイディが切り返して左足でクロスボールを供給。これをGKジョー・ハートがキャッチミスしてしまい、こぼれ球をキャメロン・ジェロームに押し込まれ、同点とされてしまった。

 このまま試合終了かと思われた87分、マンチェスター・Cにビッグチャンスが訪れる。右サイドのヘスス・ナバスがクロスボールを入れると、GKジョン・ルディがキャッチしきれずに前に落としてしまう。これを自らキャッチしにいくが、こぼれ球をラヒーム・スターリングが右足シュート。ボールはゴールカバーに入っていたラッセル・マーティンの右腕に当たり、主審はPKを指示。マーティンは一発退場となった。89分、キッカーのヤヤ・トゥーレがこれをきっちりとゴール左下に決め、マンチェスター・Cが土壇場で勝ち越した。

 後半アディショナル5分には、スターリングがこの日2本目のPKを獲得したが、アレクサンダル・コラロフがゴール右に外してしまい失敗。

 このまま試合終了となり、マンチェスター・Cが2-1でノリッジを下し、リーグ戦首位を守っている。

 次節、マンチェスター・Cは敵地でアストン・ヴィラと、ノリッジはホームでスウォンジーと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・C 2-1 ノリッジ

【得点者】
1-0 67分 ニコラス・オタメンディ(マンチェスター・C)
1-1 83分 キャメロン・ジェローム(ノリッジ)
2-1 89分 ヤヤ・トゥーレ(PK)(マンチェスター・C)

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