ベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイが、18日に行われたU-21プレミアリーグのU-21サウサンプトン戦で、マンチェスター・U復帰後初の実戦に臨み、2ゴールを挙げた。クラブ公式サイトが同日に伝えた。
現在20歳のヤヌザイは、今シーズン開幕をマンチェスター・Uで迎え、プレミアリーグ2試合出場で1得点を記録していたが、昨夏の移籍市場閉幕直前に日本代表MF香川真司の所属するドルトムントへ1年間のレンタル移籍を決断。しかし、公式戦12試合出場でノーゴールにとどまり、出場機会も増やすことができなかったため、今月7日に早期復帰が発表されていた。
復帰後、チームを率いるルイ・ファン・ハール監督は同選手について、「今シーズンはプレシーズンでしか90分プレーしていない。だからまずは、セカンドチームでフィットネス状態を見せてもらわなければいけない」とコメントしていた。
同試合で先発出場したヤヌザイは、前半終了間際の45分にペナルティエリア手前中央で、相手選手を1人かわして左足を振り抜き、ミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。
その後チームは、イングランド人FWウィル・キーンが53分と69分に追加点を決めて、3点リードを獲得。そして79分、エリア内左に侵入したキーンからの折り返しを、中央へ走り込んでいたヤヌザイが左足で合わせて、ゴールネットを揺らした。
復帰戦で2ゴールを挙げる活躍を見せたヤヌザイは、81分にリビア代表DFサディーク・エル・フィトゥリと途中交代。チームもそのまま4-0で勝利を収めた。なお、U-21マンチェスター・Uは、9試合を消化し7勝1分け1敗でリーグ戦2位につけている。