キャピタル・ワン・カップ準決勝セカンドレグが27日に行われ、マンチェスター・Cはエヴァートンと対戦し、3-1で勝利を収めた。試合後、審判の判定について同クラブ指揮官がコメントを残した。
話題となったのは70分のプレー。イングランド代表MFラヒーム・スターリングがクロスを上げ、ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネの得点につながった場面であるが、スターリングがパスを出した時点で、ゴールラインを割っていたと見られている。
エヴァートンを率いるロベルト・マルティネス監督は試合後のインタビューで、「あの得点は胸が張り裂けるような気分にさせる。リプレイを見れば、あの時正しい判定ができなかったことは信じられない」と審判団への不満を口にした。
同ゴールによってマンチェスター・Cが2-1と逆転し、2試合合計スコアは3-3となった。マルティネス監督は「あのゴールはとても重要な得点だ。試合の流れを大きく変化させた」と得点を振り返り、微妙な判定が勝敗を分けたと主張した。
一方でマンチェスター・Cを率いるマヌエル・ペジェグリーニ監督は、クラブ公式HPを通じて、「審判のミスだったかもしれない」と誤審の可能性を認めた。その上で、「第1戦でのエヴァートンの先制点はオフサイドだった。PKの判定となるべきものもあった。だから彼らは不満を言えないと思う」とコメントし、サッカー界ではよくあることだとの見解を示した。
プレーに関わったスターリングは2月28日の決勝で古巣リヴァプールと対戦する。28日付のイギリス紙『デイリーミラー』によると、同選手は「リヴァプールの選手からメッセージをもらったよ。決勝は厳しい試合になる」と意気込んだという。