マンC主将コンパニが見せた男気…PK戦終了直後に相手選手のもとへ

コンパニ

PK戦終了後、相手選手のもとへ歩み寄ったコンパニ(左から2番目) [写真]=AMA/Getty Images

 2月28日にウェンブリー・スタジアムで行われた、キャピタル・ワン・カップ決勝のリヴァプール対マンチェスター・Cは、1-1のまま120分が経過しても決着がつかず、PK戦へ。元アルゼンチンだ表GKウィリー・カバジェロが3本をストップするなど大活躍し、マンチェスター・Cが2年ぶり4度目となる優勝を飾っている。

 マンチェスター・Cは新シーズンからジョゼップ・グアルディオラ新監督(現バイエルン)が就任することが決定しており、マヌエル・ペジェグリーニ監督体制は今シーズンが最後となる。そんなペジェグリーニ監督のラストシーズンを美しく飾るためにも、同クラブの選手たちはこの一戦に全力で臨んだはずだ。

 最後のキッカーを務めたコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレがPKを成功させた後、マンチェスター・Cの選手たちは一目散にY・トゥーレとカバジェロのもとへダッシュした。しかし、キャプテンであるベルギー代表DFヴァンサン・コンパニだけは違った行動を見せていた。

 チームメイトが祝福に駆けつけるなか、コンパニは喜びを噛み殺してリヴァプールの選手の方へと歩み寄る。

 どうやら相手選手の健闘を称えるためにこうした行動に出ていたようだ。

 PKでの優勝決定という最もドラマチックな幕切れでありながら、すぐさまこうした行動を起こせるあたりはさすが頼れるリーダーである。

(記事提供:Qoly)

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