元チェルシーSDがモウリーニョ批判…監督就任なら「マンUの哲学消える」

　かつてチェルシーのスポーツディレクターを務めていたフランク・アルネセン氏が、ジョゼ・モウリーニョ氏の強引な手法を批判。マンチェスター・Uのルイ・ファン・ハール監督の続投を求める発言をした。イギリス紙『デイリースター』が21日付で報じている。

　2005年から2007年にかけてチェルシーでモウリーニョ氏とともに仕事をしたアルネセン氏だが、「モウリーニョは要求があまりにも厳しく、選手たちがそれに応えられないことがしばしばある。チェルシーでも徹底的な改革を実行したが、それには副作用もあった」とコメント。モウリーニョ氏の手法を批判している。

　さらに「仮に、モウリーニョがファン・ハールの代わりに指揮官になったら何が起きるだろうか。マンチェスター・Uの哲学はすっかり消えてなくなってしまうだろう。首脳陣はさらなる成功を求めているのかもしれないが。ファン・ハールは彼の求める選手を全て買うことができなかったにも関わらず、若い選手たちとともに素晴らしい仕事をしているよ。最低でもあと1年の猶予を彼に与える必要がある」とコメントし、ファン・ハール監督の続投を支持している。

　マンチェスター・Uについては、モウリーニョ氏が来シーズンから監督に就任することが有力視されており、早ければ5月中にも発表されるとみられている。