「ネームバリューのある選手は…」レスター指揮官、今夏の補強を展望

　日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターのクラウディオ・ラニエリ監督が、今夏の移籍市場における選手補強に言及した。イタリア紙『トゥットスポルト』が5日に報じている。

　プレミアリーグ制覇を成し遂げたラニエリ監督は、「私はこのチームにネームバリューのある選手を必要としていない。ロッカールームの雰囲気を壊したくはないのだ。優秀な選手を獲得することが必要だが、このチームにやってくる選手は我々と同じ精神を持っていなければならない。我々の哲学はこれからも変わらず、チームがともに成長し続けることを私は欲している」と話し、大物選手の獲得は必要ないと明言した。

　レスターは2試合を残してプレミアリーグ制覇が決定。7日に行われるホーム最終戦の第37節エヴァートン戦では、2009年のチャンピオンズリーグ決勝の開会セレモニーでアンセムを熱唱したイタリアのテノール歌手、アンドレア・ボチェッリ氏が歌声を披露することが決まった。

　ラニエリ監督は同セレモニーについて「気持ちが逸らされることはない。私はすでに試合に集中しているんだ。君たちは私の性格を知っているだろう。外から私は全てを見ている。俳優のようにね。私はここに存在するが、この場にはいないのだよ」と話し、エヴァートン戦に向けて集中していることを強調した。