メルテザッカーはハノーファーの下部組織。トップチームでは2003年〜2006年までプレーしていた [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ2部降格が決まり、守護神のドイツ代表GKロン・ロベルト・ツィーラーがレスターへ、日本代表MF清武弘嗣がセビージャへ移籍と攻守の要を失ったハノーファー。降格で物悲しいニュースが続くクラブだが、手を差し伸べてくれる救世主が登場するかもしれない。
ユース時代からハノーファーで育ち、ドイツ代表の不動のセンターバックにまで上りつめたDFペア・メルテザッカー(アーセナル)が、ハノーファーの地元紙『Hannoversche Allgemeine』のインタビューで「ハノーファーのことはつねに見ているし、それが変わることもない。クラブに何か恩返しできればいいなと思っている。すべてここ(ハノーファー)で始まったのだから」とコメント。自身の原点への変わらぬ思いを明かした。
9月で32歳となるメルテザッカーはアーセナルとの契約が来夏まで残っている。恩返しをする具体的な立場、役割については「どのタイミングかということにもよる」と明確にはしなかったが、選手として復帰することも否定しなかったという。
「降格は悲しいが、新たな方向へと成長し、クラブの誰もが一体となれる哲学をつくりだすチャンス」と古巣にエールを送ったが、やはり最後は「あと数年はアーセナルでプレーしたい」と本音も明かしていた。
By サッカーキング編集部
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