アーセナルが、リヨンに所属する元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットの獲得に動いているようだ。5日付けのイギリス紙『メトロ』などが報じている。
同紙によると、アーセナルはラカゼット獲得へ向けて移籍金4000万ユーロ(約45億円)を用意。リヨンとの交渉準備を進めているようだ。
現在25歳のラカゼットは、リヨンの下部組織出身で2010年にトップチームデビュー。今シーズンのリーグ・アンでは34試合に出場し21ゴールを記録した。この数字は、パリ・サンジェルマンで38ゴールを叩き出したスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチに次いで2番目に多い得点数となった。しかし、ラカゼットはユーロ2016に臨むフランス代表メンバーから落選している。
アーセナルはイングランド代表FWダニー・ウェルベックが重傷を負い、復帰は来年3月頃と見込まれている。さらに、同代表FWセオ・ウォルコットの去就も不透明となっており、積極的に前線の補強を画策していた。
今月3日にはサンフレッチェ広島から日本代表FW浅野拓磨の完全移籍加入を発表。その一方で、かねてより興味を示していたレスターのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの獲得は失敗に終わっていた。アーセン・ヴェンゲル監督は同胞のラカゼットを獲得できるのか。今後の展開に注目が集まる。