英代表の新指揮官候補に挙げられているブルース氏、アラダイス氏、クリンスマン氏(左から) [写真]=Getty Images
ユーロ2016の決勝トーナメント1回戦でアイスランド代表に敗れ、ベスト16敗退に終わったイングランド代表。ロイ・ホジソン監督は同試合後に辞意を表明した。後任人事に注目が集まる中、イギリス紙『デイリーメール』が候補3名の名前を挙げている。
最有力候補とみられているのは、サンダーランドのサム・アラダイス監督。61歳の同監督は国内の数々のクラブを渡り歩いてきた。昨年10月、プレミアリーグ開幕8試合で3分け5敗と苦しいスタートとなったサンダーランドを立て直すべく、ディック・アドフォカート前監督の後任として指揮官に就任。最終的には9勝12分け17敗、勝ち点39の17位でプレミアリーグ残留を果たした。
同紙によると、FAはすでにアラダイス監督に指揮官就任を打診。招へいに成功した場合、ボーンマスのエディ・ハウ監督をヘッドコーチに据えるプランも用意しているようだ。38歳の同監督は20代の頃からボーンマスで指導者を務め、2009-2010シーズンに4部から3部リーグへの昇格を果たすと、2012-13シーズンにチャンピオンシップ(2部)昇格。そして2014-15シーズンにプレミアリーグへとチームを導いた。トップリーグ初挑戦となった2015-16シーズンは16位でフィニッシュし、残留を決めている。
なお、FAはハウ氏をヘッドコーチとして招へいするにあたって、ボーンマス指揮官との兼任を提案すると報じられている。
続いて、イングランド代表の新指揮官候補に挙げられているのは、ハルを率いるスティーヴ・ブルース監督。55歳の同監督は2012年からハルの指揮を執っている。2014-15シーズンは18位に沈んでチャンピオンシップ降格となったが、2015-16シーズンの昇格プレーオフを制してプレミアリーグ復帰を決めた。FAは数日中に同監督に接触する予定で、15日付のイギリスメディア『スカイスポーツ』によれば、本人は就任に前向きだという。
そして3人目はアメリカ代表のユルゲン・クリンスマン監督。2004年から2006年の自国開催ワールドカップまでドイツ代表の指揮を執り、バイエルンを経て2011年夏からアメリカ代表を率いている。2014年のブラジル・ワールドカップでは決勝トーナメント進出を果たした。ブルース監督同様、FAは数日中にクリンスマン監督に接触する意向だと伝えられている。
2018年のロシア・ワールドカップに向けたヨーロッパ予選でグループFに入っているイングランド代表。初戦は9月4日、スロヴァキア代表との対戦を控えている。今後、後任人事に関する報道がさらに盛んに行われることになりそうだ。
By サッカーキング編集部
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