“ビッグ・サム”の愛称を持つアラダイス氏がイングランド代表の新指揮官就任へ [写真]=Sunderland AFC via Getty Images
イングランド代表の新指揮官が、サンダーランドのサム・アラダイス監督に決定する見通しとなった。イギリスメディア『スカイスポーツ』など複数メディアが20日に報じている。
イングランド代表はユーロ2016でベスト16敗退に終わった。決勝トーナメント1回戦でアイスランド代表に敗れた後、ロイ・ホジソン監督は辞意を表明している。
後任人事に注目が集まる中、イングランドサッカー協会(FA)はサンダーランドの許可を得たうえで、アラダイス監督と交渉。同監督の他にも、ハルを率いるスティーヴ・ブルース監督やアメリカ代表のユルゲン・クリンスマン監督などが後任候補として取り沙汰されたが、最終的にはアラダイス氏の就任で決着を迎えるようだ。報道によると、21日に行われるFAの取締役会で同氏の監督就任が承認される見通しとなっている。
現在61歳のアラダイス氏は、国内の数々のクラブを渡り歩いてきた。昨年10月、プレミアリーグ開幕8試合で3分け5敗と苦しいスタートとなったサンダーランドを立て直すべく、ディック・アドフォカート前監督の後任として指揮官に就任。最終的には9勝12分け17敗、勝ち点39の17位でプレミアリーグ残留を果たした。
なお『スカイスポーツ』によると、アラダイス氏の代表指揮官就任で空席となるサンダーランドの監督には、デイヴィッド・モイーズ氏が有力な後任候補として挙げられているという。モイーズ氏はエヴァートンやマンチェスター・Uを経て、2014年11月からレアル・ソシエダを率いていたが、昨年11月に解任されていた。
By サッカーキング編集部
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