イングランド代表指揮官を務めることが発表された、サム・アラダイス氏 [写真]=The FA via Getty Images
FA(イングランドサッカー協会)は22日、イングランド代表の新指揮官として、サム・アラダイス氏と契約したことを公式HP上で発表した。
イングランドは、2012年より前任のロイ・ホジソン監督が指揮を執ってきた。しかし2014年のブラジル・ワールドカップではグループステージで敗退となったほか、今夏行われたユーロ2016でも決勝トーナメント1回戦でアイスランド代表に逆転負けを喫し、ベスト16で敗退している。大会終了後にホジソン監督が辞任を発表し、協会は後任を探していた。
そして22日、アラダイス氏が新監督に就任することが発表された。同氏は昨シーズンよりサンダーランドを率いていたが、この契約を解除してイングランド代表指揮官の座に就くことになるという。契約期間は2年で、2018年のロシア・ワールドカップを目指してチーム作りを行っていく。
アラダイス新監督はFAの公式HPを通じて「イングランド代表を指揮することはとても名誉なことで、隠すまでもないが僕がずっと望んでいたんだ。僕にとって英国フットボール界で最高の仕事であるのは間違いないね」と就任の喜びをコメント。その上で「イングランド代表が、この国に栄光をもたらせるように、出来る限りのことをするつもりだ。人々、国全体が誇りに思えるようにね」と重大な役目に気を引き締めた。
現在61歳のアラダイス新監督は、これまでにイングランドの数々のクラブを率いてきた経験を持つ。1994年にブラックプールの指揮官に就任して以降、ボルトンやニューカッスル、ウェストハムなどの監督を歴任。昨シーズンはディック・アドフォカート氏の政権下で降格圏に低迷していたサンダーランドをシーズン途中から指揮すると、最終的に勝ち点39を獲得して17位に順位を上げ、チームをプレミアリーグ残留に導いている。
By サッカーキング編集部
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