デポルティーボに所属するルーカス・ペレス [写真]=Getty Images
アーセナルの指揮を執るアーセン・ヴェンゲル監督が、獲得が噂されるデポルティーボのスペイン人FWルーカス・ペレスに関して言及した。コメントをイギリスメディア『スカイスポーツ』が27日に伝えている。
ペレスは昨シーズンのリーガ・エスパニョーラで17得点を記録し、この夏の移籍市場でアーセナルへ移籍するのではないかと報じられている。同選手獲得のためにアーセナルは1710万ポンド(約23億円)を支払うことになる見込みだ。
ストライカーの補強を狙っていたアーセナルは、レスターに所属するイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの獲得に迫ったが、最終的には選手が残留を決断し、移籍交渉は破談に終わっていた。
加入が噂される27歳のペレスは、ヴァーディに似た経歴を持った選手だ。2010年にラージョ・バジェカーノの下部組織からトップチームに昇格したものの活躍できず、ウクライナのカルパティ・リヴィヴやディナモ・キエフ、ギリシャのPAOKを渡り歩いた後、2014年にレンタル移籍でデポルティーボから母国復帰。1シーズンで21試合6ゴールを挙げた同選手は昨夏、完全移籍を勝ち取り、2年目にはリーグ戦で17ゴールを挙げる活躍を見せて、大きな注目を集めた。下部リーグから代表まで上り詰めた経歴を持つヴァーディと同じく、順風満帆とはいえないキャリアを歩んできた選手だ。
ペレスとヴァーディの比較に関する話題が出るとヴェンゲル監督は「好きな選手だね。遅咲きで、複数のポジションをこなし、そして成功の道へと躍り出たんだ」とペレスの経歴を振り返り、「連携、フィニッシュも質が高いと思う。取引が完了できるか、様子を見てみよう」と高い評価を明らかにしている。
アーセナルはプレミアリーグ開幕2試合を終えて未だ勝利がない。27日に予定されている第3節では、ワトフォードとのアウェーゲームに挑む。
By サッカーキング編集部
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