アーセナルのFWサノゴ(左)とヴェンゲル監督(右) [写真]=Arsenal FC via Getty Images、AMA/Getty Images
アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は、移籍市場最終日に、ある選手の退団を撤回していたようだ。イギリス紙『デイリースター』が報じている。
今夏の移籍市場閉幕間際に、ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィ、スペイン人FWルーカス・ペレスを加える事に成功したアーセナル。
この移籍には前者が3500万ポンド(約44億6000万円)、後者は1710万ポンド(約21億8000万円)が使われており、アーセナルにとってはかなり大きな補強であったことが窺える価格になっている。
その一方で同日には放出もあった。イングランド代表DFカラム・チェンバースがミドルズブラへ、そして同MFジャック・ウィルシャーがボーンマスへと貸し出されたのだ。
常に選手層が薄いと言われるアーセナルらしい選択で、2名を獲得すると同時に2名の戦力を経験が積めるように他チームへ送り出したのである。
ところが、その中でヴェンゲル監督直々に移籍を引き止めた男がいるという。それがフランス人FWヤヤ・サノゴだ。
このところクリスタル・パレス、アヤックス、チャールトンへのレンタル移籍を経験しているサノゴ。今シーズンはリーズから熱心に誘いが来ていたという。
しかし、ヴェンゲル監督は最終日にそれを許可しない意向を固めた。フランス代表FWオリヴィエ・ジルー、そしてルーカス・ペレスに次ぐオプションとして、チームに留めることにしたようだ。
現在23歳、身長191センチのサノゴは、才能を誰もが認めながらも、その本領を公式戦で発揮できずにいる“眠れる巨人”。今シーズンこそ、アーセナルで目覚めの時が訪れるのだろうか?
(記事提供:Qoly)
By Qoly