ヘンダーソン(中央手前、14番)の決勝ゴールで、リヴァプールがチェルシーを撃破 [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第5節が16日に行われ、チェルシーとリヴァプールが対戦した。
開幕3連勝と好スタートを切ったチェルシーだが、11日の第4節ではスウォンジーと2-2の引き分けに終わった。ホームで迎える今節、先発メンバーにはエンゴロ・カンテやオスカル、エデン・アザール、ウィリアン、ジエゴ・コスタらが名を連ねた。パリ・サンジェルマンから復帰したダヴィド・ルイスも先発出場し、チェルシーでの“再デビュー”を果たした。
一方、開幕4試合を終えて2勝1分け1敗のリヴァプール。開幕戦でアーセナル、第4節で王者レスターから各4ゴールを奪って勝利を収め、第3節ではトッテナムを相手にアウェーで引き分けと、昨シーズンの上位クラブから勝ち点を奪っている。今節の先発メンバーには、GKシモン・ミニョレやデヤン・ロヴレン、ジョーダン・ヘンダーソン、アダム・ララーナ、ダニエル・スタリッジ、ロベルト・フィルミーノらが名を連ねている。
均衡が破られたのは17分、先制したのはアウェーのリヴァプールだった。セットプレーの流れからフィリペ・コウチーニョが左サイドでボールを持ち、ファーサイドへクロスを送る。相手のマークを外して2選手がフリーとなり、大外から走り込んだロヴレンが右足で合わせてゴールネットを揺らした。
リードを奪って優位に立ったリヴァプールはさらに36分、相手DFのクリアをペナルティーエリア左手前で拾ったヘンダーソンが右足を一閃。鮮やかな軌道を描いたシュートがGKティボー・クルトワの頭上を越え、ゴール右隅へ吸い込まれた。ヘンダーソンのスーパーミドルで、リヴァプールがリードを2点に広げた。
前半を2-0で終え、迎えた後半。2点を追うチェルシーは61分に反撃のゴールを挙げる。左サイドからの攻撃で縦パスをつなげ、スルーパスを受けたネマニャ・マティッチがゴールライン際でボールを持つ。マティッチは落ち着いて中央へ折り返し、D・コスタが合わせてゴールネットを揺らした。
1点差に迫ったチェルシー。同点ゴールはなかなか決まらず、83分にヴィクター・モーゼス、84分にはセスク・ファブレガスとペドロ・ロドリゲスを投入して攻撃陣の活性化を図ったが、最後まで2点目を奪うことはできなかった。
試合は2-1で終了。リヴァプールが1点差で逃げ切り、勝ち点を「10」に伸ばして暫定4位に浮上した。次戦は20日、フットボールリーグ・カップ3回戦でダービー(2部)と対戦。リーグ戦の次節は24日、ハルをホームに迎える。
一方、アントニオ・コンテ監督の就任後、プレミアリーグで初黒星を喫したチェルシーは次戦、20日のフットボールリーグ・カップ(EFLカップ)で日本代表FW岡崎慎司のレスターと対戦。リーグ戦の次節は24日、アーセナルとのアウェーゲームとなっている。
【得点者】
0-1 17分 デヤン・ロヴレン(リヴァプール)
0-2 36分 ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール)
1-2 61分 ジエゴ・コスタ(チェルシー)
By サッカーキング編集部
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