在任67日でイングランド代表指揮官としての挑戦を終えたアラダイス監督 [写真]=UEFA via Getty Images
イングランドサッカー協会(FA)は27日、同国代表指揮官のサム・アラダイス氏が辞任を表明し、同氏との契約を双方合意のうえで解除したことを発表した。
アラダイス監督は今年7月にイングランド代表指揮官に就任。初陣となった9月4日の2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選グループF第1節スロヴァキア代表戦を1-0と勝利で飾った。しかし今回、辞任が決定。指揮はわずか1試合のみ、在任67日で終幕となった。
FAは「アラダイスの行為は、イングランド代表監督としては不適切だった。彼は大きな判断ミスをしたことを認めて謝罪したが、FAとアラダイスは双方合意のうえで契約を終えることとなった」との声明を発表している。
イギリスメディア『BBC』によると、アラダイス監督が“不適切”とされた行為はイギリス紙『テレグラフ』によって明るみに出た。同氏は代表指揮官として最初のトレーニングに臨む前、ビジネスマンを装った覆面記者との会談を行い、禁じられているはずの第三者の選手保有について「問題ない」と発言。さらに“極東の代理人会社”との間で40万ポンド(約5230万円)の契約をしていたことも明らかになっている。
FAは、U-21イングランド代表のガレス・サウスゲート監督が今後4試合の指揮を執ることを併せて発表。同国代表は10月8日にW杯欧州予選第2節でマルタ代表と、11日に第3節でスロヴェニア代表と対戦する予定となっている。
By サッカーキング編集部
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