15日のスウォンジー戦でゴールを祝うエジル [写真]=Getty Images
アーセナルが、ドイツ代表MFメスト・エジルとの契約延長にむけて動いている。16日付けのイギリス紙『ミラー』が報じた。
エジルはレアル・マドリードからアーセナルに加入して4年目のシーズンを迎えている。類まれなパスセンスを武器にアシストを連発してきた同選手は、首位マンチェスター・Cと勝ち点で並ぶアーセナルにとって欠かせない存在だ。15日には28歳になり、同日の試合で自身のバースデーを祝う豪快なボレーシュートを叩き込むなど、今シーズンも存在感を示している。
同紙によればアーセナルは、2018年で満了を迎えるエジルとの契約を延長したい模様。しかし、現在の週給14万ポンドからの引き上げを同選手が要求しており、同紙の報道によれば週給20万ポンドを提示しなければ、エジルは延長を拒否する見込みだという。
アーセン・ヴェンゲル監督はエジルについて「説得は必要ないはずだ。彼はここに残りたがっている。ただし、いい銀行があれば教えてくれ」と、選手が残留に前向きであるものの、給与アップが条件となっていることを明らかにした。
また、「お金だけの問題ではない。もちろんアーセナルはタイトルを獲れるクラブだが、それを証明しなければいけない。マンチェスター・C、マンチェスター・U、リヴァプール、トッテナム、チェルシーが争っているリーグにおいて、だれもそれを保証できないんだ」とコメントし、エジルがタイトル獲得を熱望していることを告白している。
2004年以来リーグ優勝が無いアーセナルにとって、今シーズンはチャンスとなる。多くのクラブが指揮官を変更し過渡期にある中で、アーセナルは主力が残留した上に新戦力も加わった。
エジルの契約延長が決定すれば、クラブの将来にとって大きな財産となる。「我々はそれ(交渉)を慎重にすすめている」と発言するにとどめたヴェンゲル監督。昨シーズンにはチャンス演出数でリーグ新記録を樹立した同選手に、アーセナルは高額なサラリーを支払うのだろうか。
By サッカーキング編集部
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