ファーガソン氏(中央)がプレミアリーグ優勝争いを展望した [写真]=Getty Images
マンチェスター・Uを2013年まで率いていたアレックス・ファーガソン氏が、今シーズンのプレミアリーグ優勝争いを展望した。同氏は優勝候補として5クラブの名前を挙げている。イギリス紙『デイリーメール』が27日に報じた。
10月28日時点で、プレミアリーグは第9節を終了。勝ち点「20」で首位マンチェスター・Cと2位アーセナル、3位リヴァプールが並び、4位チェルシーと5位トッテナムが1ポイント差で追うという大混戦となっている。
ファーガソン氏は「5つの優勝候補がいると思う」と持論を展開。「マンチェスター・Cが有力で、トッテナムとリヴァプールも続いている。ユナイテッドもまだ候補と言えるだろう。すぐにまとまりを得ることができればね」と、古巣にも優勝のチャンスがあると予想した。
「そして、アーセナルのことも忘れてはいけない。このチームは非常にたくましい。より良くなっているし、よりアグレッシブになっている。あの若い選手、アレックス・イウォビは印象的だね」
「6ポイントから8ポイント差であれば、まだ追い付く可能性はあるんだ。(マンチェスター・Cのジョゼップ)グアルディオラと(マンチェスター・Uのジョゼ)モウリーニョのライバル関係は、素晴らしい競争を生み出すはずだよ」
古巣のマンチェスター・Uはリーグ戦で最近3試合勝ちなしと足踏みが続き、勝ち点「14」の7位となっている。上位3クラブとの勝ち点差は「6」だが、ファーガソン氏は十分に挽回が可能と見込んでいるようだ。
以上を踏まえると、ファーガソン氏が優勝候補として挙げたクラブは、マンチェスター・Cとトッテナム、リヴァプール、マンチェスター・U、そしてアーセナルとなる。現在2位のチェルシーは名を連ねていない。『デイリーメール』は「ファギー(ファーガソン氏の愛称)は優勝候補を5つ挙げたが、チェルシーは含まれていない」と見出しを掲げている。
そしてファーガソン氏は、各クラブの指揮官にも言及。「グアルディオラのスキルはもはや議論の必要はないだろう。アントニオ・コンテはチェルシーを再び軌道に乗せるはずだ。そして、モウリーニョはグアルディオラのライバルだ。彼はチャンピオンズリーグを2つのクラブで制しているし、3つの国(実際は4つ)のリーグを制覇しているのだからね」と語った。
コンテ監督の手腕を高く評価しているものの、チェルシーが今シーズンのプレミアリーグを制する可能性は低いと見ているファーガソン氏。シーズンはまだ始まったばかりだが、どのクラブが頂点に立つだろうか。
By サッカーキング編集部
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