南野所属のザルツブルクもレッドブルがスポンサーとなっている(写真は5月) [写真]=Getty Images
オーストリアの大手エナジードリンク会社「レッドブル」が、プレミアリーグでのクラブ運営に強い興味を抱いているようだ。9日付のイギリス紙『デイリーミラー』など複数メディアが伝えている。
同社はサッカー界への進出が著しく、FW南野拓実が所属するオーストリアのザルツブルクや、ブンデスリーガのライプツィヒでサッカークラブを運営。ニューヨーク、ブラジル、ガーナにもクラブを保有している。昨春には、チャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)の古豪リーズの買収にも乗り出していた。この時の交渉は決裂したが、現在でもサッカーの母国へ進出することを諦めてはいないようだ。
報道によれば先週末、ライプツィヒでスポーツディレクターを務めるラルフ・ラングニック氏がロンドンを訪問。チェルシーなど3チームの試合を観戦したという。単に獲得を狙う選手のスカウティングだったという説もあるが、プレミアリーグ進出への下準備を兼ねた行動だったと伝えられている。
レッドブルの関係者は、2009年に買収したライプツィヒが、今シーズンのブンデスリーガでバイエルンに次ぐ2位と快進撃を続けていることに非常に満足している模様。目標として掲げるチャンピオンズリーグ出場を果たせるかどうかはまだ分からないが、全くの夢物語ではないだろう。
オーストリアでは、ザルツブルクがここ5シーズンで4度のリーグ優勝を達成。アメリカではニューヨーク・レッドブルズが強豪クラブの1つとして確かな存在感を放っている。近い将来、プレミアリーグでも“レッドブル旋風”が巻き起こるかもしれない。
(記事/Footmedia)
By Footmedia