好調が続くチェルシーを率いるコンテ監督(左から3番目) [写真]=Getty Images
チェルシーを指揮するアントニオ・コンテ監督が、チームの士気を高めるため、プレミアリーグ開幕の直前にBBQパーティーを主催していたことがわかった。16日付けのイギリス紙『サン』が報じている。
昨シーズン、チェルシーはプレミアリーグ連覇を期待されながらも10位という不甲斐ない成績に終わった。そんなクラブの再建をこの夏から託されたコンテ新監督は、開幕を目前に控えた8月2週目のある日、チーム練習後にトレーニング場でBBQを開催することを企画。自身の妻子はもちろん、選手、スタッフの家族らも招き、子供たちが遊べるようバウンシーキャッスル(部屋状のバルーン遊具)まで用意したという。ガーデン・パーティーは和気あいあいとした雰囲気で進み、子供たちがボールを蹴って遊び始めると、スペイン代表FWジエゴ・コスタがそこに加わって一緒に楽しむ微笑ましい姿も見られたようだ。
ピッチ上では規律とハードワーク、情熱を選手に強く求め、ピッチ外でも普段はトマトケチャップや炭酸飲料の摂取を禁止するなど厳格なことで知られる指揮官だが、この日に限ってはトマトケチャップも“解禁”。そんな無礼講のイベントが昨季から続いていたネガティブなムードを変え、チームの団結にひと役買ったことは間違いない。
今シーズンここまで、チェルシーはリーグ戦11試合を終えて、首位リヴァプールと勝ち点1差の2位につけている。好調の裏には、指揮官のこんな気遣いが隠されていたのだ。
(記事/Footmedia)
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